mixiユーザー(id:60260068)

2024年03月02日12:26

11 view

『【なんかかる】についての仮説による発見』

「なんかかる」
大学時代、下関出身の女性に「なんかかる」の意味が分からないと指摘された事を最近思い出した。
調べてみると「なんかかる」は九州各県で使用されているようだが、下関以北では使用されていないとすると、

❶下関以北で突然無くなるのは、中央(近畿)から流れて来た言葉が、九州が流刑の地であった事から、関門海峡を中央へ向けて渡るのは、朝廷の崩御などによる恩赦の際に限られる事から、言葉も逆流はしにくく、九州だけに言葉が残りやすいと言う事があったのではないか。
❷「ん」へ変形していく言葉は多くある。つまり「な○掛かる」が「なん掛かる」と変化したと仮定する。そこで「萎(な)える」と言う言葉が候補に上がる。
古くは「萎ゆ」の連用形「萎え」
力なく寄りかかる意味だったと考えられる。

古語辞典を調べていくと竹取物語に行き着く。
【なえかかりたり】
「萎え掛かる」→「なん掛かる」

あくまでも仮説ですが、平安時代の書物に行き着いた事に喜ぶ平安時代小説書きの私です。
フォト


3 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する