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2020年06月19日22:05

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ジャンボ鶴田怪物伝説(643)

85年「ワールド・チャンピオン・カーニバル」開幕戦、10月4日、後楽園ホール(テレビ収録、観衆2,800人満員発表)大会。この日はジャパンプロレスへの売り興行、私はこの興行は観に行きました。

メインイベントは鶴田&天龍組とテリー・ゴディ&ビル・ロビンソン組が激突。インターナショナル・タッグ王座のベルトが賭けられてもおかしくない試合でしたが、ノンタイトルの60分1本勝負として行われました。

プロレスラーとしての実績、キャリア、格から言っても外国人側はロビンソンの方が上、しかし、若さと勢いではゴディが上回ります。年功序列を重んじる全日本プロレスですが、この時は「ロビンソン&ゴディ」ではなく、「ゴディ&ロビンソン」組とし、ゴディを格上とする扱いにしました。コールもゴディが後でしたが、入場テーマ曲にはロビンソンの「ブルー・アイド・ソウル」を使用しています。

試合は場外戦でゴディが天龍にブレーンバスター、さらにイスを持って天龍の頭部を殴打、静止に入ったレフェリーをもイスで殴り付け、19分13秒、ゴディの反則負けとなり、鶴田&天龍組が手痛い勝ち星を拾いました。

セミファイナルは長州力と阿修羅・原のシングルマッチによる初対決が実現。原は失踪後、4月3日、山形県体育館での石川敬士vs長州のシングルマッチに私服姿で乱入して、長州を吐いていたブーツを脱いで殴打。4月24日、横浜文化体育館では復帰戦として天龍とのタッグで長州&アニマル浜口組との対戦が組まれたものの、試合開始前にパートナーの天龍に暴行を加えて退場してしまいました。

長州に加えて、天龍をもターゲットにしていく旨をアピールした原は6月28日、後楽園ホールで先ず天龍とシングルで対戦したもののノーコンテストとなりました。

全日本、ジャパンの中堅クラスを相手に秒殺勝利をあげてきた原でしたが長州とはこれが正式に試合で絡むのは初。

長州はそこはお構いなしに原に試合開始から一方的に攻めまくり、リキラリアットからフォールの体勢へ。しかし、そこに入って来たのは国際血盟軍の首領、ラッシャー木村。フォールに入った長州にストンピングを入れて原を救出、原と一緒に長州を攻撃し、3分34秒、原の反則負けとなっています。

R木村は国際血盟軍の戦力増強の為にかつての国際プロレスの後輩、原に救いの手を差し伸べたか…先シリーズまで、中堅どころとのシングルマッチばかりで行き詰まりを見せていた感のあった原はR木村からのオファーにどのように応えて見せるのか…。

セミ前にはミル・マスカラスが登場、初来日のアート・クルーズと組んでジャパンの小林邦昭&仲野信市組と対戦、9分7秒、マスカラスがダイビング・ボディアタックからの片エビ固めで仲野をフォールし、来日第1戦を飾りました。

ドリー・ファンク・ジュニア&タイガーマスク組と寺西勇&保永昇男組は、ドリーが保永をコーナーの近くにボディスラムで投げつけるとタイガーマスクにタッチ。コーナーポスト最上段に昇ったタイガーマスクをドリーが持ち上げると、ダウンしている保永にタイガーマスクの身体を乗せる合体攻撃。

保永の上に乗ったタイガーマスクがそのままフォールの体勢に入り3カウント。9分56秒、タイガーマスクが保永を体固めに決めてドリー&タイガーマスク組の勝利。

全日本対国際血盟軍、馬場&石川&マイティ井上組とR木村&鶴見五郎&剛竜馬組は10分9秒、石川がサソリ固めで剛をギブアップさせています。馬場はこのシリーズ以降はメイン、セミに出ながら真ん中あたりの試合順が「定位置」となっていきました。

全日本対ジャパンのタッグマッチが第3〜5試合まで組まれています。グレート小鹿&大熊元司組とキラー・カーン&谷津嘉章組の一戦は9分36秒、Kカーンが「アルバトロス殺法」ダイビング・ダブルニードロップからの体固めで大熊からフォール勝ち。

ハル薗田&ターザン後藤組と浜口&栗栖正伸組は10分21秒、浜口がT後藤をブロックバスター(サモアン・スープレックス)からの体固めでこちらはジャパン軍に軍配があがりました。

8月23日、後楽園ホールの試合で右足首脛骨踝(くるぶし)部骨折の重傷を負い欠場していた渕正伸が復帰、この日から「渕正信」にリングネームを改めています。(本名は淵正信)渕は川田利明と組んで新倉史裕&笹崎伸司組と対戦、10分30秒、渕がバックドロップからの体固めで笹崎を降して、復帰戦を白星で飾っています。

第1、第2試合は全日本対国際血盟軍のシングルマッチ、ロッキー羽田とアポロ菅原は8分35秒、首固めに丸め込んで羽田の勝ち。百田光雄vs高杉正彦は9分57秒、回転エビ固めで光雄が高杉を破っています。
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