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2019年09月25日19:38

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ルノワールとパリに恋した12人の画家たち展

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オランジュリー美術館の所蔵品146点の絵画のうち、約半分の70点が来たという「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展。
久しぶりに横浜美術館に行って来ました。

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なんといっても心惹かれたのは、ポスターにもなっているルノワールの「ピアノを弾く少女たち」。
アップライトの茶色のピアノの前で仲良く顔を寄せ合う二人の少女。
姉妹なのか友人なのか。
黄と緑のカーテン、オレンジの水玉、あるいは白のワンピース、輝く金髪。
何もかもが幸せに調和しているようです。

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モネの「アルジャントゥイウユ」、これも本当に綺麗。
青い空、白い雲、オレンジの小舟、キラキラと陽光を反射する水面。
絵全体が笑いさざめいているようです。

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少々奇妙なのがアンリ・ルソーの「婚礼」。
髭や濃い眉があるかないかの違いでみんな同じ顔をしているように見えるし、
幻想的な森の中に一同が浮かんでいるようにも見えます。
前にいる黒い犬まで漫画のような顔をしています。

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モディリアーニ「ポール・ギョームの肖像」
アンドレ・ドラン「大きな帽子を被るポール・ギョーム夫人の肖像」

この絵画群は、画商ポール・ギョームの所蔵品が主ということで
最初にポール・ギョームとその妻ドメニカの肖像画が飾ってありました。
ポールは、画家たちからもパトロンとして慕われていたのか、
色々な画家による肖像画があったのですが、そのどれもがなんとなく気弱そうに見える。
それに比べて妻ドメニカは、凛としてなんとも強そうに見える。

会場には”ギヨームは若き才能が集まる20世紀初頭のパリで画商として活動する一方、自らもコレクターとして作品を収集しました。私邸を美術館にする構想を果たせぬまま彼が若くして世を去った後、そのコレクションはドメニカ夫人により手を加えられていきました”
というような説明しかなかったのですが、帰ってからちょっとググってみたら
ポールは44歳の若さで不審な死を遂げ、ドメニカはポールと、その後に再婚した夫の殺害を疑われ、コレクションを国家に寄贈することで容疑から解放されたという説もあるのだそうです。

なんとまあ。
土曜ワイド劇場もビックリ!
それを題材に原田マハ辺り、小説を書いてくれたら面白いのに。

ルノワールとパリに恋した12人の画家たち展
https://artexhibition.jp/orangerie2019/
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