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2005年12月05日13:44

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●順不同 (16)/■よみつぐ (5)

■たちよる

 ・高専の「親子・合同忘年会」は、ことしも親子孫、あわせて
  24人が集まった。ビール・焼酎の空瓶は随分できたが、
  恒例の「裸踊り」はなかった。ムスコたちももう31歳になる。
  どことなく、「おじさん風」になってきて、馬鹿は言っているが
  少しずつ落ち着きがでてきた。

 ・よく見ると、それぞれの親の顔に似てきている。カゲの
  ところは、父親は今回、同業者の慰安旅行で沖縄に行ったので
  参加できなかったが、カゲのオヤジと、カゲくんと、カゲ・
  ジュニアは親子三代、まぁそれは「そっくり」である。
  ジュンちゃんもオヤジさんに似てきた。やさしい目をした
  「ブルドック」顔である。


 ・二日目は、雨が降ったりやんだりの天気で、一昨年もこうだった。
  福良の港で、土産を買い、観光船の咸臨丸なんかを見て、
  私たち夫婦はここで皆と別れた。

 ・タクシーで津井橋のたもとの「隆泉寺」に向かい、庫裏に
  あいさつして、墓に手をあわせ、待せていたタクシーで、
  内原の叔父の家に行ってもらう。


■心配

 ・叔父の家で、私は生まれた。この家で私がくらしたころと
  いまの新築された家とでは、まったく異なった「家」ではあるが、
  それでも同じ場所にあり、まわりの田んぼや裏の畑、垣の椿や、
  家の前のせんだんの木や中庭のだいだい、どれも昔を思い出させる
  ものだ。

 ・今年の夏は、娘の長男がサッカーの練習か試合かの日程で
  孫たちをつれくる予定が立たなかった。春か夏かに、私は
  自分の子供たちを連れてきたように、孫たちもこの淡路の「家」に
  毎年、連れてきている。

 ・夏に来なかったので、妻をつれ、叔父の家に顔を出したのだが、
  叔父は、腸閉塞で倒れ、洲本の県病院に一ヶ月入院していて、
  ちょうど二週間前に退院してきたところだという。

 ・心配させまい、として私のところには知らせてこなかったのだろう。
  しかも、腸閉塞で入院する前に、芝刈り機で雑草を刈っていて
  右人差し指を根元から切断し、皮一枚でつながっているので
  救急車で病院に運ばれ、なんとか指はくっついたものの、まだ
  しばらく通院が必要な時期に腸閉塞になって、いま見ると
  人差し指の第一関節は治癒しても赤くふくれあがっている。


 ・「もう少しで、あっちに行くところだった」と叔父は言うが、
  母と同じで、叔父は痛さをずいぶん堪えていたようだ。
  ガンを心配して、「入院したら最期」と覚悟して、じっと
  がまんしていたように思える。

 ・しかし、ガンではなく、トイレで吐いて救急車で運ばれて
  腸閉塞であることがわかった。

  「がまんせんと、早めに見てもらわんと」
  私は言ったが、叔父は「ワシも、もう八十がすぐそこや」と
  うっすらと笑った。私は、目頭が熱くなった。


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