mixiユーザー(id:20297653)

2024年05月10日15:09

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Radical 2023年作品

7.5/10
クリストファー・ザラ監督脚本
エウヘニオ・デルベス ダニエル・ハダド ジルベルト・バラサ
ジェニファー・トレホ ミア・フェルナンダ・ソリス
ダニーロ・グアルディオラ
実話の映画化。
メキシコのマタモロス。通学路に死体が転がる治安の悪い所にある小学校に
熱意を持った教師セルジオ(デルベス)が落ちこぼれの小学六年生のクラスの
担任になる。セルジオは教科書に沿った死んだ教育ではなく、生徒たちで
考える生きた授業をし、生徒たちに学ぶ喜びを教える。
生徒たちの環境は過酷で、学校をドロップアウトして、ギャングに入ることを
誘われているニコ(グアルディオラ)や、家業がゴミの山から売れるものを
拾ってくる貧しい家のパロマ(トレホ)らがいて、セルジオと学ぶうちに
目が輝いていくのが感動的。
親ガチャとか言っているのが馬鹿馬鹿しくなる過酷な環境で、教育が
よりよく生きるために必須であることが、これほど真摯に語られている
映画もそうそうない。
よくよく考えれば昔は貧しい家でも、ちゃんと立派に進学している子
はいたわけで、親ガチャといっている子供は怠惰なだけ。
また、親としても子供に学びの喜びを体験する機会を作ってあげることは
必要だと思う。単にお金で解決する教育ではなく。
これほど感動するのは「いまを生きる」「遠い空の向こうに」以来。
教育現場を舞台にしても教育そのものをテーマにした映画が少ないのかも。
教育現場の苦労やトラブルの映画ばかりで。
本作は王道だった。
サンダンス映画祭2023年のフェスティバル・フェイバリット賞
受賞も納得する。
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