355　2022年作品

5.5/10
原題　The 355 2022年02月04日公開予定
サイモン・キンバーグ監督
CIAのジェシカ・チャステイン　ドイツ連邦情報局のダイアン・クルーガー
MI6のルピタ・ニョンゴ、コロンビアの諜報組織の心理学者ペネロペ・クルス
中国政府のファン・ビンビンが世界を崩壊させるデバイスを悪の手から奪い取る話。
これだけの女優(ビンビンは別)が集まっているにもかかわらず、ガッカリした。
女性の諜報部員が活躍するのは喜ばしいと思うのだけれど、
アクションのガッカリなこと以前に諜報部員にしてはプロ意識がかけていて、
リアリティに乏しいのが総ての問題。
各国の女性達が集まって女子会のように、今までの武勇伝を語るというのは
あり得ない思う。諜報部員がべらべらしゃべるのは違和感しかない。
また、各々の家族彼氏が弱みになるというのもありがちだった。
ファン・ビンビンの出演は、当方としては中国市場を意識したB級映画で
あることを事前に教えてくれるのである意味重宝する。
本作では中国の優秀なエージェント役ということで、下駄を履かせられていて
他国の女優とのつりあいがとれていない。
(そもそも世界に害悪を与える側の方がしっくりくると思う。絶対作られないが)
女性が活躍するアクション映画は近年まともなものがみられない。
女性を多数起用することが目的になっていて、必然がないのと、
アクションが出来る人だけで揃えることが出来ないのがあると思う。
(たとえば｢ガンパウダー・ミルクシェイク｣もミシェル・ヨーだけ
よかったりとか)