ドリームプラン 2021年作品

原題　King Richard
5.5/10
ライナルド・マルクス・グリーン監督(｢Joe Bell｣)
ウィル・スミス　ジョン・バーンサル　サナイヤ・シドニー
デミ・シングルトン
※リーヴ・シュレイバーは出ていません

テニスのウィリアムズ姉妹(サナイヤ・シドニーとデミ・シングルトン)と
彼女らを育てる父リチャード(ウィル・スミス)の話。
犯罪の多いカリフォルニア州コンプトン出身で、娘を路頭に迷わせない
ために 頑張る父親。冒頭は胡散臭く感じたが、ジュニアの試合を避けて
娘が燃え尽きないように大事に大事に育てるのは立派だったし、
自分の実力をみせるまでスポンサーをつけないとした娘ヴィーナスの
考えに、しっかり父親が教育したのだなと思った。
子供で一儲けしたいという感じは無くて、良い父親だった。
テニスという黒人の入りにくい領域に挑戦したり、ロドニー・キング
の話が出てきたりと人種を意識させる要素も入っていた。
ただ話は大して面白くなかった。
ウィリアムズ姉妹を語る上で、あまりに強すぎるので、こういう視点でしか
語れないのかなと思った。
また、ウィル・スミスはリチャードを演じるには小綺麗すぎると思った。
貧困があまり感じられない。賞狙いの印象。
同じ監督のJoe Bellのほうがまだ良かった。