1917年
台湾の古都、台南にある台南公園は台湾でも最古の都市公園のひとつです。
台湾総督府が主導して建設した公園ですが、民間からの献金もあってつくられた公園であることは忘れてはならないことでしょう。
それだけ台南にはお金持ちが、それも公園という公共財を支えられるだけの意識を持った人々がいたということなのでしょう。
台湾公園はオープン当初から熱帯の実験林としての役割を果たしていました。
ということは山の中に入らなくても、都会にいながらにして熱帯の珍しい植物を観察できるということでもあります。
1913年には皇太子時代の昭和天皇が視察のために立ち寄っています。
今でも台南公園の最大の見どころは豊かな緑といえます。
暑い台南にあって、台南公園の涼しい森は、天然のクーラーの役割を果たしています。
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