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2020年02月06日00:42

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世界の都市公園〜上海・魯迅公園

1896年。
上海の魯迅公園は、もともと虹口公園と呼ばれていました。
魯迅公園の名前に変わったのは1988年のこと。
公園内にある魯迅の墓所からきています。
魯迅は生前この近くの集合住宅に住んでいました。
魯迅公園を訪れたのは、今から30年ほど前のこと。
当時、中国では外国語学習熱が高まっており、なかでも日本語は人気だったようです。
多くの中国語学習者がナマの日本語に触れようと、魯迅公園に集まっていました。
そのとき、めがねをかけた若い女性に声をかけられました。
日本語を教えてほしいといいます。
こちらもひまだったので、あれこれやりとりしました。
ひとしきり日本語の練習が終わってから、その女性に日本のお土産といって日本の菓子パンを渡しました。
菓子パンは行きの鑑真号での食用として持ち込んだものだったのですが、大揺れで船酔いし、とても食べるどころではなかったのでもてあましていました。
当時の中国は貧しく、菓子パンを喜んで受け取ってもらえるのではないかと思ったのですが、女性はきょとんと狐につままれたような顔をしていました。
さすがに中国はソ連とちがって、そこまで食べるものに困っていないということを知ったのはもう少し旅を続けてからのことでした。

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