中央ヨーロッパの内陸国であるハンガリーには１０ヶ所の国立公園があり、国土面積の１０％を占めいているそうです。
ハンガリーで一番最初に国立公園として指定されたのがホルトバージで、１９７３年のことでした。
社会主義国だった頃の、そんなに昔のことではありません。
ホルトバージ国立公園は一風変わった国立公園で、ハンガリー語でプスタと呼ばれる大平原に、さまざまな野生生物が生息しているのですが、手つかずの自然ではなく、牛や羊の牧畜が盛んな地域となっています。
ここは世界遺産に登録されているのですが、自然遺産ではなくマジャール人の伝統的な暮らしぶり残されている文化遺産としての側面が評価されています。
ハンガリーにはもうひとつ世界遺産に登録されている国立公園があって、アグテレク国立公園がそれにあたります。
アグテレクはカルスト地形で知られていて、ヨーロッパ最大のバラドラ洞窟があります。
１８世紀にはすでに観光地化されていて、洞窟の中にお隣のスロバキアの国境があるというスケールの大きな鍾乳洞です。
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