D&C127章

01 主が私に、ミズーリ州とこの州の私の敵が再び私を追って来た事を示して下さったので、また彼らは理由もなく私を追いかけ、私を告発するに当たって、彼らの側にはいささかの正当性も正義もないので、また彼らの主張は全て真っ黒な偽りの中に基を置いているので、私は、自分の身の安全とこの民の安全の為に、少しの間、この地を離れる事が私にとって適切であり賢明であると考えました。私は仕事上の関係を持つ全ての方々に申し上げたいと思います。私は代理人と書記達に諸事を託しました。彼らは全ての仕事を敏速かつ適切な方法で処理する事でしょう。また、彼らは必要に応じて、即ち事情の許すままに、財産の処分その他の方法で、然るべき時に私の負債を全て償却するでしょう。私はこの嵐が完全に静まった事が分かれば、再び貴方方の元に帰ります。
02 私が経験するように定められている数々の危難については、人の妬みと憤りが生涯を通じて私の日常の事であったので、それらは私にとってほんの些細な事に思われます。ある善い目的の為に、或いは人が悪いと呼びたければ悪い目的の為に、私が創世の前から任じられていたのでなければ、それはどのような理由の為か不可解に思われます。その目的が善いか悪いか、貴方方は自ら判断して下さい。それが善いか悪いか、神はこれら全ての事を御存じです。しかしそれでも、私がいつも泳いでいる水は深いのです。それは全て私にとって第二の天性となっています。そして、私はパウロのように艱難を誇りと感じています。私の先祖の神は、今日までそれらの全てから私を救い出して下さり、またこれから後も私を救い出して下さるからです。真に、真に、私は私の全ての敵に打ち勝つでしょう。主なる神がそう告げられたからです。
03 したがって、聖徒は皆、喜び楽しみ、大いに喜んで下さい。イスラエルの神は聖徒達の神であり、虐げる者達全ての頭に正当な報いを与えられるからです。
04 更にまた、真に、主はこのように言われます。「私の神殿の仕事と、私が貴方方に定めた全ての仕事を継続して行い、中止しないようにしなさい。貴方方の熱心さ、貴方方の根気強さと忍耐、また貴方方の働きを倍加しなさい。そうすれば、貴方方は決してその報いを失う事はない、と万軍の主は言う。また、彼らが貴方方を迫害するとしても、貴方方より前の預言者達と義人達も同じように迫害されたのである。この全てに対して、天における報いがある。
05 更にまた、私は貴方方の死者の為のバプテスマについて、貴方方に一言告げる。
06 真に、貴方方の死者について、主はこのように言う。貴方方の内の誰でも、貴方方の死者の為にバプテスマを受ける時は、記録者がいるようにしなさい。そして、彼が貴方方のバプテスマの見証者となり、その耳で聞くようにしなさい。それは、彼が実際に証できるようにする為である、と主は言う。
07 また、貴方方の記録する全ての事について、それが天でも記録される為であり、貴方方が地上で繋ぐ事が何でも天で繋がれ、貴方方が地上で解く事が何でも天で解かれる為である。
08 私は神権に関して地上に多くの事柄を回復しようとしている、と万軍の主は言う。
09 更にまた、全ての記録を整理して、私の聖なる神殿の記録保管所に収め、それらが代々覚えられるようにしなさい、と万軍の主は言う。」
10 私は全ての聖徒達に申し上げます。私は次の安息日に、死者の為のバプテスマという主題で教壇からお話しする事を切に切に望んでいました。しかし、そうする事はできませんので、時々この件について主の言葉を書き、それを郵便で貴方方に送ります。他の多くの事柄についても同様にします。
11 もう時間がありませんので、今はこれでこの手紙を終わります。敵が機をうかがっているからです。救い主が言われたように、この世の君が来ますが、私に対しては何の力もありません。
12 真に、私が神に捧げる祈りは、貴方方全てが救われるようにという事です。私は主における貴方方の僕、末日聖徒イエス・キリスト教会の預言者および聖見者としてここに署名します。

ジョセフ・スミス