今日ははっきりしない曇りの日。なぜかシベリウスのヴァイオリン協奏曲をひたすら聴きたくなって、手持ちのCDから引っぱりだして聴いた。
聴いたCDの演奏者は次のとおりである。
・カミラ・ウィックス/シクステン・エールリンク指揮ストックホルム放送交響楽団 (1952)
・エディト・パイネマン/ヨゼフ・カイルベルト指揮ケルン放送交響楽団 (1967)
・イダ・ヘンデル/パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団 (1975)
・シルヴィア・マルコヴィチ/ネーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団 (1987)
・アンネ=ゾフィー・ムタ―/アンドレ・プレヴィン指揮シュターツカペレ・ドレスデン (1995)
・諏訪内晶子/サカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団 (2002)
・ヒラリー・ハーン/エサ=ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団 (2007)
・リサ・バティアシュヴィリ/サカリ・オラモ指揮フィンランド放送交響楽団 (2007)
・ヴィルデ・フラング/トーマス・センデゴー指揮ケルン放送交響楽団 (2009)
どういう訳か女性のヴァイオリン奏者ばかりだ。シベリウスの協奏曲だけで1枚になっているCDはないが、あえて併録された演奏は聴かず、シベリウスの協奏曲だけで止めるのである。演奏会で聴いたヴァイオリン協奏曲もシベリウスが突出して回数が多いが、大好きな曲は何度聴いても飽きることがないので、こうやってCDで同じ曲ばかり9回も聴くというのも楽しいものである。
どれもそれぞれの魅力があると思うので、順番を付けるのは意味がないが、あえてベスト1を選ぶとしたら、マルコヴィチの演奏である。最初に買ったCDがこれだというのもあるが、私の好みに完全に合致した理想の演奏なのである。あと、パイネマン、ウィックスあたりも良い。ムタ―は最初は個人的な好みとしてはいまひとつと思っていたが、今回聴いてみると悪くないと思った。
シベリウスの協奏曲のCD購入はこれで打ち止めにしたつもりだが、また増殖しそうな気がする。
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