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2018年08月19日13:01

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(440)

新日本プロレス、チャレンジ・スピリット86、9月19日は福岡スポーツセンター大会(テレビ生中継、観衆5,110人満員発表)。 

テレビ朝日「ワールドプロレスリング」、金曜午後8時最後の実況生中継。10月からは後番組としてタモリ司会による歌番組「ミュージックステーション」の放送開始が決定していました。 

メインイベントは猪木とハックソー・ジム・ドゥーガンのシングル戦。この年のニューイヤー・ダッシュ86開幕戦の1月3日、後楽園ホールにおける一騎討ちではドゥーガンのパワーに押されっばなしの猪木にいいところがなく、14分53秒に両者リングアウトの引き分け。前半戦特別参加のドゥーガンと猪木はこのシリーズシングルでの再戦の機会はなく、9か月ぶりの決着戦。  

試合は短期決戦となり、4分35秒、猪木か延髄斬りからの体固めで快勝。金曜午後8時のヒーローが有終の美をも飾っています。 

セミファイナルは藤波とブルーザー・ブロディのシングル戦。このシリーズ、猪木vsブロディ戦が行われた9月16日の大阪城ホールと福岡の間に9月18日、長崎国際体育館がありましたが、ブロディは長崎大会には出場せず。 

藤波とブロディは前85年12月10日、愛知県体育館でシングル初対決をしており、この時は5分40秒、フェンスアウトによりブロディの反則勝ちとなっています。

これはブロディが小柄な藤波を相手にまともにプロレスをする気がなかった試合と考えられますが、この日のブロディは藤波にきちんと付き合うプロレスをし、15分1秒、両者リングアウトの引き分けに終わっています。

セミ前には高田伸彦のIWGPジュニア・ヘビー級王座に越中詩郎が「3度目の正直」のリターンマッチ。これまでの対戦成績は高田の2勝1分、さらにタッグでも越中は1度もフォール、ギブアップ勝ちはありません。

まさに背水の陣の越中は高田のキック、サブミッションのラッシュを凌ぎ、高田のキックを軸足払いを見せて倒すなど研究の成果を見せ、18分31秒、高田をロープに押し付ける後方回転エビ固めからのジャパニーズ・レッグロールクラッチホールド(回転足折り固め)でついにカウント3を奪い、第3代王者に返り咲き、観客からは大歓声。高田は7度目の防衛に失敗しました。

桜井さんが解説を勤めていた金曜午後8時のワールドプロレスリングはこの日の中継を持って時間帯を移行することになりました。

シリーズはその後も続き、9月23日、後楽園ホール(観客2,320人超満員発表)のメインイベントでは藤波、木村健吾組が前田日明、木戸修組のIWGPタッグ王座に2度目のリターンマッチを挑み、15分18秒、木村健が木戸をスクールボーイ式のエビ固めで破り藤波、木村健組が王座奪回に成功しています。 

セミファイナルは猪木、坂口、ジョージ高野組vsドゥーガン、マッド&スーパー・マックス組の6人タッグマッチが行なわれ、9分18秒、猪木がスーパー・マックスを体固め。

シリーズ終了後、海外武者修行が決まっている山田恵一は藤原喜明と壮行試合を行いました。山田は藤原がUWFでありながらも、「強くなりたい」と関節技の教えを乞うて、指導を受けていました。 

試合は16分48秒、ワキ固めで藤原が勝利。試合後、山田が土下座して藤原に感謝の意を示せば、藤原も土下座でこれを返しました。

シリーズは9月25日、茨城県鹿島町立体育館で最終戦を迎えて閉幕。UWFに奪われていたIWGP王座はタッグ、ジュニア・ヘビー級とも新日本本隊の元に戻って来ました。
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