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2017年06月20日17:52

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NYの街並み、ソール・ライター展

フォト

六本木を後にして、渋谷Bunkamuraの「ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展」へ。
このポスターの写真を以前見た時、京都の写真かと思いました。
白と黒のぬかるんだ雪道、黒い壁、赤い傘。
これはNYで撮られた1950年の「足跡」という作品です。

ソール・ライターという人は、NYの、特に自分が住んでいたイースト・ヴィレッジ辺りの写真ばかりを撮っていたらしい。
「私が写真を撮るのは自宅の周囲だ。
 神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。
 なにも世界の裏側まで行く必要はないんだ」
と言っています(公式HPより)

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雨で滲んだガラスの向こう側の風景の
なんと美しいこと。

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降りしきる雪の中を歩く郵便配達夫への眼差しが
なんと優しいこと。

画像は見つけられませんでしたが
「サンクス・ギビング・ディ」という写真がありました。
黒っぽい画面の端に、一人うずくまる男の写真。
何の説明もないので勝手な想像ですが
家族が集まる感謝祭の日にも、帰る家も故郷もない人ではないのか。

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NYの街並みを切り取った物言わぬ写真から、様々な物語が浮かんできます。
ソール・ライター、NYと猫とコーヒーを愛した写真家であったそうです。
6月25日まで。

ソール・ライター展 http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/
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