以前,一度担任をした事のある子のお母さんから電話。
お兄ちゃんが今度受ける試験,合格が心配だから教えて欲しいって。
いや,その子私は直接知りませんのですよ。
在籍している2年生の男の子の高3になるお姉ちゃんを3年生で担任しただけ。
ま,なんかそのお母さんに随分信頼されたみたいで,
試験を控え不合格を心配するお兄ちゃんも私に教わりたいと・・・
何だかようわからん状態でしたが,ご当人達はとにかく必死ですから
午前中,たまたま空いていた時間に来室。そこでテスト勉強を。
まあ,やらせてみるとなるほど,こりゃ落ちるはずだわ・・・
基本的な出題の意味が判らないとか慌てて漢字が書けなかったり。
主に国語を中心にひたすらやり方を教えましたが,今イチの状態。
で,長文の問題で「○○字で答えよ」という問題が必ず出ますね。
アレに目を付けた!よし見とけ!と言って問題の指定した文字の数の長さ。
コレを計って形式段落に当て嵌める。するとピッタリの語句が出て来る。
正解を確認し,問題も読まずに答えが出た事を見せる。
すると付き添いのお母さんもビックリ!「ええ〜!」って。
だって答えの文字数は決まってるんだから,それを長さで見つけただけ。
もちろんこんな狡賢いやり方は反則です!私もやらせたくない。
けど,切羽詰まってアップアップの状態の表情を見ると,
こりゃ安心させて受験させないとどうしようもねぇなと。
まあ,早い話がちょっとした暗示をかけました。
そういう感じの暗示をいくつかかけると安心して帰って行きました。
それから2週間くらい経ったかな?今日の給食時間にショートメール。
発信者はそのお母さん。合格でした!
いやぁ,良かった!ひと安心です。あの子,あの状態で合格出来るかな?
かなり不安がありました。上手く行って良かったです。
今日はあの家族はお祝いだな♪
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