●2014年03月25日 (火) 未明
▼もう3時間ほどすると朝になる。
散歩に行こう。
日付が変わったから、きのうの事になる。
「ごちそうさん」を見て、妻を見送って、
横になって寝た。
どこかで「まあ、いいか」という気があったのだろう。
午後3時をほんの少し回っていた。
歯医者の予約は、3時10分だった。
とにかく急げば10分ちょっとで歯医者までいけるから
少し遅れで到着しそうだった。
でも、「もしもし、すみません。20分ほど遅れますけど
診てもらえますか・・」と電話した。
もし、ダメだったら次の予定日を入れるつもりだったが、
担当医に聞いて貰ったら「順番はあとになるけれど、来てください」
ということだった。
▼口をすすいだり顔をあらったり、トイレに行き
行く準備をした。
行く気が半分あったのだろうが、準備をしながら
中途半端な気分になり、
「もしもし、先ほど電話したナラトですけど、やはり
間に合いそうもありません。すみません、次はいつ
行けばいいでしょうか」
と電話した。
日向夏を3個、袋に入れてイイモトくんの所に行った。
▼家に帰ると、きょうは早番だったので、妻は
私より先に家にもどっていた。
妻に、きょうの事を話すと
「だいたい、そんなことやないかと思っていたわ」
と言われた。
晩飯を食べたあと、また「
新日本紀行 淡路だんじり祭り」の
ページを開いたり、きのうの「日記」に追加した、いくつか
今年の「だんじり歌」など聞いたりした。
「ヘタになってるなー」と思った。
上手いも下手も、うなるときは、去年の上田八幡神社の
「
箱根霊験記躄(いざり)の仇討ち」くらいには歌った。
情念すべてを絞るように、声はりあげて歌ったものである。
▼「あんた、いつ風呂に入るのよ。風呂、さめちゃうよ!」
と妻の声が居間から聞こえてきた。
ヘッドフォンをはずして、
「お怒りなさるは もっともなれど 人に言われぬ故あれば・・」
と、勝手に歌の文句を作り出し、だんじり歌の調子に合わせて
居間の方に行くと、
「物、投げるぞ! もう、ほんまにアホなんやから。はよ入り!」
と言われてしもうた。
▼「まあ、ええか」という幼いショウの口真似を、
私がしだしたのはいつだったか。
山田さんが、『月日の残像』のどこかで、「まあ」と書いていたので、
(どこだったか、探さないが、私は書き言葉の文章で山田さんが、「まあ、
いいか・・」というニュアンスで、『まあ』と活字にした文章をこれまで
読んだ記憶がないのだ)、それで、山田さんも「まあ」と許容するように
なったのだと思った。
この『月日の残像』の最後は、「この先の楽しみ」というタイトルであるが、
実はコワイ話なのだ。「呆ける話」である。夢では、いろんな自分が出てくる。
理屈にあわない自分が、何の脈絡もなく出でくる。しかし、夢は楽しみにもなる。
どんな自分に今夜はめぐりあえるかと。
「この先の楽しみ」はどんなものか、そんな事はよくわからないが、
いま、私は幼児返りしており、「まあ、いいか」と日々楽しんでいる。
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