●2012年08月04日(土) 晴れ
▼空あくまで青く、雲いよいよ白し。
八月に入ってから、連日の猛暑。
神戸でも朝8時から夜中12時 まで、30度を超す日が
続いている。
最低気温は、7月25日からずっと27度か28度。
八月の石にすがりて
さち多き蝶ぞ、いま、息たゆる
わが運命(さだめ)を知りしのち、
たれかよくこの烈しき
夏の陽光のなかに生きむ
・・・・
八月になると、伊東静雄の詩『八月の石にすがりて』を思い出す。
▼妻は「あんたって、気が早いのね」と笑う。
たしかに、街中を歩けば、ジリジリと肌は焼け
何十年振りかに、手首と首筋に汗疹ができた。
この暑さは、まだ一か月は続くという。
しかし、盛夏の中にも、季節の巡りのあることを
私は、感じる。
夕方、雄渾な白雲にかわって、おだやかな筋雲が
淡い水色の空にかかる。
蝉時雨のあとには、一陣の風。
数日前の満月は、もう秋であった。
▼暑いときに、熱い茶を飲む。
精一杯、汗をかくことで「涼」を求める。
高校の頃、県庁前から、提灯をぶらさげた青島行きの「納涼バス」が出た。
学友と垂水の海神社の浜で、夜、泳ぐと、かきわける波に夜光虫が光った。
西宮・荒木町の和田横丁では、甚兵衛さんを着た子供たちとバーベ・キューをした。
どの夏の夜も暑かった。
夏の眠れぬ夜のために、「ラウンド・ミッドナイト」を
アップしてみた。
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http://www.youtube.com/watch?v=1czGBYdbKng&list=LL30hx9lp82W26Bu7LfsDORA&feature=mh_lolz
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