●8月2日(火) 晴れ
▼ここしばらく前から
火曜日、夜10時は『ドラマ10』を見ている。
『ドラマ10』(ドラマテン)とは、NHK総合テレビの
22時台の連続ドラマ枠のことである。(
ウィキペディア)
主に女性層を中心に「話題性あるテーマと高品質のエンターテインメント」を
テーマにした作品を制作している、という。
▼私が見だしたのは、今年4月の『マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜』
からである。
見ながら、『蒲田行進曲』のときの、松坂慶子を思い出した。
▼その次の作品は、林真理子原作の『下流の宴』だった。
主演は、黒木瞳だ。彼女の映画『失楽園』は見なかった。
林真理子については、アクネス・チャンとの間で論争があったことを
思い出した。そのとき、私は「林真理子って、けっこう真面目な人なんだ」
と思った。
新聞連載されたというこの作品は、喜劇タッチにした脚本のよさもあったのだろう
私は、火曜日の夜を楽しみにするようになった。
▼いま、『ドラマ10』は向田邦子原作『胡桃の部屋』をやっている。
きょうはその第二話、主演・竹下景子が扮する【母の想い】だった。
竹下景子が「お嫁さんにしたい女性、ナンパ・ワン」と巷間、言われたのは
もう幾年前のことだったろうと思う。
▼テレビの画面にアップされた、いまも美しいが、しっかりと年齢を感じさせる
三人の女優の顔や表情を、私は「ある種の感動」を覚えながら見た。
恐らく、ドラマの主役を演じる三人の女優は、きっと自分の実人生と
ドラマの中の「主役」そして「家族」とを重ね合わせるように、
時の過ぎゆくことをしみじみと思ったに違いない、と私は想像した。
▼三作のドラマは、いずれも「家族」をテーマにしたものであり、女性が
自分の生きてきた道筋を振り返り、果たして「いい家族」とは何だろうか、
と問う作品である。
ログインしてコメントを確認・投稿する