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2010年12月11日23:42

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■忘年会

●12月12日(日)  曇り

 ▼金曜日、2000年会の「忘年会」をやった。
  長く続くのがいいとは限らないが、
  11回目の「忘年会」だ。

  1か月前に、前回の「ビール大会」をした居酒屋に予約を入れたら
  もう満席で断られ、その近くの別の店で開催した。
  この店も、以前使ったことがある。

  12月の第2金曜日あたりが「忘年会」の一番多い時期のようで、
  案内された座敷は広間で、すでに3組の宴会が始まっていた。
  こちらは8人で、先客は15人〜20人くらいの団体さんである。

  大勢入れるためか、隣との境の衝立がとっぱらわれて
  あちらの団体さんの大きな声が、こちらの話声をかき消してしまう。
  前は、こんなじゃなかったけど・・と思ったが、しょうがない。


 ▼神戸駅界隈で、毎年夏の「ビール大会」と冬の「忘年会」を開催しているから、
  このあたりの居酒屋や宴会場は、もうかなりの店を利用した。
  そのうち、神戸駅構内にあった「ミカド」と、ハーバーランドの
  阪急百貨店前の「神戸麦酒館」がつぶれた。
  どちらの店も賑わっていたように思ったが消えた。

  店屋の消長だけでなく、この間、私たちの仲間も二人亡くなったのだから、
  やはり10年の歳月は短くはなかった。


 ▼仲間の一人は、次男が離婚して、いま引き取った孫二人の世話に追われている、
  と話した。
  また、ずっと腰痛を抱えている仲間は、最近の不調を訴えていた。

  仲間の年齢も、早い者はもうすぐ七十に手の届くようになっきた。
  国元の年老いた両親の介護や、自分自身の健康のこと、そして
  子や孫のことなど、憂いは少なくない。

  隣のどこかの若い人たちの「忘年会」ようには、景気よくない。
  「飲み放題」がついていても酒量はぼちぼち、大皿の「マグロのかま焼き」なんかは
  ちょっと箸を入れただけだった。


 ▼店員に頼んで、残りのコースの料理を全部出してもらうようにして
  デザートのアイスクリームを食べ、早々に店を出た。

  二次会の神戸駅の喫茶店で、やっと一息ついた。
  急に静かになった感じだ。

  
  長く続けるのが、必ずしもいいことではない。
  そう思っているこの「会」ではあるが、誰もやめようと言わない。

  私が招集をかけなければ、自然消滅するかもしれないし、
  私に遠慮して、辞めようと言いだせないのかもしれない。
  そうも思った。

  気焔はあがらないが、しかし、これで満足しているのかも知れない。
  誰かが「さあ、次は四月の花見だ。それまで、元気でいこう!」と
  皆に声をかけ、その声で席を立った。
  改札口で、JRに乗る組、阪神・阪急に乗る組に分かれ、私は
  皆を見送って、ひとり地下鉄の改札へ向かった。

  
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