●8月1日(土) 曇り一時雨、たまに晴れて曇り、また雨
夜半、また激しい雨が降ってきた。
朝よりも、もっと激しい雨だ。
きょう一日、雨が降ったりやんだり、空は曇っているが
たまに晴れ間のときもある。
やはり梅雨模様はまだ続いている。
晩にポンポンと花火の打ち上がる音がした。
神戸みなと祭りの海上花火大会のようだ。
「海の家」なんか、今年はどうなんだろう。
●いまは、ただ暑い暑い「日本の夏」が恋しいような気分になる。
――八月の石にすがりて
さち多き蝶ぞ、いま、息たゆる。
わが運命(さだめ)を知りしのち、
たれかよくこの烈しき
夏の陽光のなかに生きむ
伊東静雄の詩「八月の石にすがりて」の一節を想う。
カンカン照りが懐かしい。
また、夾竹桃も思い出す。
宮崎の夏の青島、こどもの国。
その街道沿いに夾竹桃が植えられていた。
――夏の日を
夾竹桃は咲きつづける
昼がながくなり 日暮れがおそく
花のあたりだけいつまでも明るい
夾竹桃をはげしい花のように感じてきたのは
この花が夏の日咲くためか
この花を好きだと言ったひとのためか
みていれば夾竹桃のくれないも 花のさびしさを持つものを
カンカン照りになると、この大木実の詩「花影」を思い出す。
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