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2006年02月05日11:58

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●寄り道ついで (38)/■2000年会のこと

■「希望退職」

 ・2000年3月から4月にかけて、生活協同組合コープこうべ
  では、640名の職員が「希望退職」により職場を去っていった。


 ・この年の正月、経営トップは幹部を集め、「このままでは、
  生協は5年でつぶれる」として、団塊の世代を中心に200名の
  リストラを発表した。これまで「雇用は守る」と表明してた
  理事会の方針転換である。

 ・生協理事会は200人の「希望退職者」を募ったが、目標人数の
  応募が見込めないと考え、経営トップと人事部は希望退職
  対象にあたる勤続20年以上で、45歳以上の2000名全員を
  「面接」し、個別に「退職強要」を迫った。この「面接」が
  あまりにも、「非生協的」というか、「非人道的」というか
  個人の尊厳、その人の「仕事と人生」を全否定するようなもの
  だった。


 ・そのため、逆に「生協にあいそづかし」て、予定の3倍もの
  人がやめていった。


 ・「2000年会」はこの過程で生まれた。社内報に誰が
  「希望退職」したのか、その氏名や退職するものへの謝辞も
  なく、「希望退職者」は組織のお荷物・邪魔者・無能力者の
  ように扱われ、闇に葬られようとしていた。


 ・「愛着のあるコープを去るにあたって、私たちの<文集>を
  つくりませんか」という呼びかけが「2000年会」の発端で
  ある。希望退職者をサポートし、自立と連帯の組織として生まれた。

  また、この間の「コープこうべ」の人事政策や希望退職の条件など
  で、生協を相手に裁判も起こした。最高裁までいって敗れたが、
  その戦いの母体も「2000年会」にある。


 ・あれから5年がすでに経過し、もうすぐ丸6年になろうとしている。

  私たちは、この「2000年会」の活動を兵庫県立生活創造
  センター(JR神戸駅・クリスタルタワー4階)で行ってきた。
  そこの活動グループとして登録し、「コープこうべ」に限らず
  広く、「希望退職者」や「中高年齢」の人々の生活や仕事や人生に
  ついて語り、互いに励ましあい、地域の輪を広げていくことに
  した。


 ・しかし、実際はほとんどが、コープこうべを希望退職した人で
  占められ、会は職域的な性格を持っていた。
  それで、現在、会に所属しているメンバーが自分が中心になって
  それぞれ「勝手に」「自由に」支部を創設することを認め、
  「会」本来の趣旨を生かそうと考えた。


 ・「社会見学」自由支部は、そうやって生まれた。
  ゆるい組織である。「友達のネットワーク」みたいなもので
  コンセプトは、案外mixiに似ているかもしれない。


  今月は2つの行事を予定している。
  もし、よろしければ、あなたもご参加ください。

  参加資格は問いません。
  「このページで見た」だけで結構です。


 ●2000年会

  ・2006年2月13日(月) 19:00〜21:00 神戸/「CAP HOUSE」
   激突!!「ドクトル梅津vsタブラー」

   http://www.geocities.jp/narato/2000nen/index_06_02_01.html


  ・2006年2月26日(日) 14:00〜17:00 京都/「アトリエ劇研」
   かんから館・第15回公演「黒くぬれ」

   http://www.geocities.jp/narato/2000nen/index_06_01_01.html



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