■忘れるもの・忘れないもの
・きょうも書き写す。チャルマーズ・ジョンソン著、屋城通子訳
「帝国アメリカと日本 武力依存の構造」(集英社新書)から。
・著者のチャルマーズ・ジョンソン氏がどんな人物なのか知らない。
「国際政治学者で、カリフォルニア大学・サンディエゴ校
名誉教授。1962年から同大学バークレー校で教鞭をとり、
政治学部長や同大学サンディエゴ校の大学院教授を経て、
現在は米国日本政策研究所所長。東アジアの専門家で
『アメリカ帝国への報復』が同じ集英社から出版されている。
1931年、米アリゾナ州・フェニックス生まれ」
ということが著者紹介から知れる。
・しかし、それ以上は知らないし、たとえ知ったとしても
依然として「彼がどんな人物か」、私には判別つかないだろう。
また、彼がこの本で書いていることが「事実」であるか、判断が
正鵠を得ているか、自己の主張に都合のよい事柄のみを列挙している
のか、その判定も私にはできない。
・であるにもかかわらず、私はこの本で書かれていることを
通して見えてくることや、彼が伝えようとしていることを
「信じる」。
・そして、おそらく、3日も経ずして、私はここに書き写した
内容のひとつ・ひとつをほとんど忘れるだろう。しかし、
本を読み、映画を観て、感銘を受けたときと同じように、
私にとっての新たな発見や、心に受けた衝撃は、その後の
私の判断や行動の選択に影響を及ぼし、私を確実に変化させて
いるだろう。それは、何を学んだか、言葉では再現不可能だが、
体の一部となった<好き嫌い>として、私に影響するだろう。
そして、充分に読み込めば、その内容を、言葉では忘れても
体が内容を覚えていてくれるだろう。
・だから、そのエクササイズとして、私はこれを書き写す。
誰のためというより、自分のために。
(一時休憩)
次は、以下から
■支配される沖縄(1990年〜1998年) その1
■次号(日々雑感51)を読む
・
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■前号(日々雑感49)を読む
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