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2005年10月28日21:40

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●日々雑感(50)

■忘れるもの・忘れないもの

 ・きょうも書き写す。チャルマーズ・ジョンソン著、屋城通子訳
  「帝国アメリカと日本 武力依存の構造」(集英社新書)から。

 ・著者のチャルマーズ・ジョンソン氏がどんな人物なのか知らない。
  「国際政治学者で、カリフォルニア大学・サンディエゴ校
   名誉教授。1962年から同大学バークレー校で教鞭をとり、
   政治学部長や同大学サンディエゴ校の大学院教授を経て、
   現在は米国日本政策研究所所長。東アジアの専門家で
   『アメリカ帝国への報復』が同じ集英社から出版されている。
   1931年、米アリゾナ州・フェニックス生まれ」
  ということが著者紹介から知れる。

 ・しかし、それ以上は知らないし、たとえ知ったとしても
  依然として「彼がどんな人物か」、私には判別つかないだろう。
  また、彼がこの本で書いていることが「事実」であるか、判断が
  正鵠を得ているか、自己の主張に都合のよい事柄のみを列挙している
  のか、その判定も私にはできない。

 ・であるにもかかわらず、私はこの本で書かれていることを
  通して見えてくることや、彼が伝えようとしていることを
  「信じる」。

 ・そして、おそらく、3日も経ずして、私はここに書き写した
  内容のひとつ・ひとつをほとんど忘れるだろう。しかし、
  本を読み、映画を観て、感銘を受けたときと同じように、
  私にとっての新たな発見や、心に受けた衝撃は、その後の
  私の判断や行動の選択に影響を及ぼし、私を確実に変化させて
  いるだろう。それは、何を学んだか、言葉では再現不可能だが、
  体の一部となった<好き嫌い>として、私に影響するだろう。
  そして、充分に読み込めば、その内容を、言葉では忘れても
  体が内容を覚えていてくれるだろう。
  

 ・だから、そのエクササイズとして、私はこれを書き写す。
  誰のためというより、自分のために。


(一時休憩)

次は、以下から

■支配される沖縄(1990年〜1998年) その1




■次号(日々雑感51)を読む
 ・http://mixi.jp/view_diary.pl?id=49390807&owner_id=1040600

■前号(日々雑感49)を読む
 ・http://mixi.jp/view_diary.pl?id=49043450&owner_id=1040600



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