6/10
イエジー・スコリモフスキ監督
サンドラ・ジマルスカ
ロレンツォ・ズルゾロ
イザベル・ユペール
一頭のロバの目を通して人間のおかしさと愚かさを描いたドラマ。
灰色ロバのEOは、心優しい女性カサンドラと共にサーカスで幸せに暮らしていたが、
動物虐待と言われてサーカス団を離れる、ポーランドからイタリアへと放浪の旅に出る。
その旅路で様々な人に遭遇する。
時々赤とか青一色の空撮とか出てきて、どういう意図なのかよく分からない。
EOを通した人を描くというより、自分としてはEOそのものが周りに流されて
なんとなく生きている人間そのものに見えてきた。
ラストのあっさりさも人間の存在そのもの。
EOと違って、主体的に生きたいものだ
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