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2019年10月01日00:00

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使徒16章

01 それから、彼はデルベに行き、次にルステラに行った。そこにテモテという名の弟子がいた。信者のユダヤ婦人を母とし、ギリシヤ人を父としており、
02 ルステラとイコニオムの兄弟達の間で、評判の良い人物であった。
03 パウロはこのテモテを連れて行きたかったので、その地方にいるユダヤ人の手前、まず彼に割礼を受けさせた。彼の父がギリシヤ人である事は、皆知っていたからである。
04 それから彼らは通る町々で、エルサレムの使徒達や長老達の取り決めた事項を守るようにと、人々にそれを渡した。
05 こうして、諸教会はその信仰を強められ、日毎に数を増していった。
06 それから彼らは、アジヤで御言を語る事を聖霊に禁じられたので、フルギヤ・ガラテヤ地方を通って行った。
07 そして、ムシヤの辺りに来てから、ビテニヤに進んで行こうとしたところ、イエスの御霊がこれを許さなかった。
08 それで、ムシヤを通過して、トロアスに下って行った。
09 ここで夜、パウロは一つの幻を見た。一人のマケドニヤ人が立って、「マケドニヤに渡って来て、私達を助けて下さい」と、彼に懇願するのであった。
10 パウロがこの幻を見た時、これは彼らに福音を伝える為に、神が私達をお招きになったのだと確信して、私達は、直ちにマケドニヤに渡って行く事にした。
11 そこで、私達はトロアスから船出して、サモトラケに直航し、翌日ネアポリスに着いた。
12 そこからピリピへ行った。これはマケドニヤのこの地方第一の町で、植民都市であった。私達は、この町に数日間滞在した。
13 ある安息日に、私達は町の門を出て、祈り場があると思って、川の畔に行った。そして、そこに座り、集まって来た婦人達に話をした。
14 ところが、テアテラ市の紫布の商人で、神を敬うルデヤという婦人が聞いていた。主は彼女の心を開いて、パウロの語る事に耳を傾けさせた。
15 そして、この婦人もその家族も、共にバプテスマを受けたが、その時、彼女は「もし、私を主を信じる者とお思いでしたら、どうぞ、私の家に来て泊まって下さい」と懇望し、強いて私達を連れて行った。
16 ある時、私達が、祈り場に行く途中、占いの霊に憑かれた女奴隷に出会った。彼女は占いをして、その主人達に多くの利益を得させていた者である。
17 この女が、パウロや私達の後を追って来ては、「この人達は、いと高き神の僕達で、貴方方に救の道を伝える方だ」と、叫び出すのであった。
18 そして、そんな事を幾日間も続けていた。パウロは困り果てて、その霊に向かい「イエス・キリストの名によって命じる。その女から出て行け」と言った。すると、その瞬間に霊が女から出て行った。
19 彼女の主人達は、自分らの利益を得る望みが絶えたのを見て、パウロとシラスとを捕え、役人に引き渡す為広場に引きずって行った。
20 それから、二人を長官達の前に引き出して訴えた、「この人達はユダヤ人でありまして、私達の町をかき乱し、
21 私達ローマ人が、採用も実行もしてはならない風習を宣伝しているのです」。
22 群衆も一斉に立って、二人を責め立てたので、長官達は二人の上着をはぎ取り、鞭で打つ事を命じた。
23 それで、二人に何度も鞭を加えさせた後、獄に入れ、獄吏にしっかり番をするようにと命じた。
24 獄吏はこの厳命を受けたので、二人を奥の獄屋に入れ、その足に足かせをしっかりとかけておいた。
25 真夜中頃、パウロとシラスとは、神に祈り、讃美を歌い続けたが、囚人達は耳をすまして聞きいっていた。
26 ところが突然、大地震が起って、獄の土台が揺れ動き、戸は全部忽ち開いて、皆の者の鎖が解けてしまった。
27 獄吏は目を覚まし、獄の戸が開いてしまっているのを見て、囚人達が逃げ出したものと思い、劔を抜いて自殺しかけた。
28 そこでパウロは大声を上げて言った、「自害してはいけない。我々は皆一人残らず、ここに居る」。
29 すると、獄吏は、明かりを手に入れた上、獄に駆け込んで来て、慄きながらパウロとシラスの前にひれ伏した。
30 それから、二人を外に連れ出して言った、「先生方、私は救われる為に、何をすべきでしょうか」。
31 二人が言った、「主イエスを信じなさい。そうしたら、貴方も貴方の家族も救われます」。
32 それから、彼とその家族一同とに、神の言を語って聞かせた。
33 彼は真夜中にも拘らず、二人を引き取って、その打ち傷を洗ってやった。そして、その場で自分も家族も、一人残らずバプテスマを受け、
34 更に、二人を自分の家に案内して食事のもてなしをし、神を信じる者となった事を、全家族と共に心から喜んだ。
35 夜が明けると、長官達は警吏らを遣わして、「あの人達を釈放せよ」と言わせた。
36 そこで、獄吏はこの言葉をパウロに伝えて言った、「長官達が、貴方方を釈放させるようにと、使を寄越しました。さあ、出て来て、無事にお帰りなさい」。
37 ところが、パウロは警吏らに言った、「彼らは、ローマ人である我々を、裁判にかけもせずに、公衆の前で鞭打った挙句、獄に入れてしまった。然るに今になって、密かに、我々を出そうとするのか。それは、いけない。彼ら自身がここに来て、我々を連れ出すべきである」。
38 警吏らはこの言葉を長官達に報告した。すると長官達は、二人がローマ人だと聞いて恐れ、
39 自分でやって来て詫びた上、二人を獄から連れ出し、町から立ち去るようにと頼んだ。
40 二人は獄を出て、ルデヤの家に行った。そして、兄弟達に会って勧めを成し、それから出掛けた。
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