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2018年05月22日21:24

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【散策】 茨城県稲敷(江戸崎)

今日は代休である。今月は土曜日に出て平日に休むということが多いが、仕事の都合でそうなってしまったので仕方ない。平日に休めるとなると、やはり家にじっとしているよりも出かけたくなる。

そんな訳で、怒涛の茨城シリーズ(?)、今日は茨城県稲敷市に行ってきた。稲敷市は江戸崎町、新利根町、桜川町、東町が合併して出来た市だが、鉄道が通っていないこともあり、今まで行ったことがなかった。茨城県にはこういう市がいくつかある。

稲敷市の中心は江戸崎だろう。ここには土浦駅からバスがあったはずと、まずは常磐線で土浦に向かう。すれ違う上り電車はラッシュのピークだが、下りは空いている。日暮里を出た時点では、それでも少しは混雑していたが、利根川を渡り茨城県に入る頃には、もう空いている。

土浦駅でおりてバス乗り場を確認する。時刻表を見ると、江戸崎行きはほぼ1時間に1本のようだ。20分ほど待って、江戸崎行きのバスに乗車する。ジェイアール関東バスだ。乗客は自分を入れて7人。これ以上増えることはないだろうと思っていたら、土浦市内を抜けて阿見町に入ると、途中から乗ってくるもいて、降りる人と入れ替わり、常時7〜10人くらいの乗客である。武器学校前なんてバス停があって一瞬驚くが、陸上自衛隊武器学校があるのだ。霞ヶ浦沿いに走り、美浦村に入る。このバスは「トレセン経由」となっているが、そのトレセンにも寄っていく。トレセンとは何なのかと思っていたが、競走馬のトレーニングセンターのことだったのだ。競馬は全く興味ないので、こういう場所には疎い。

美浦村から稲敷市に入ると、村から市に入ったのに、風景は市街地から田園地帯に変わり、なんだか逆のよう。乗客も1人だけになった。しかし、しばらく走ると市街地に入る。ここが稲敷市の中心と思われる江戸崎の町だ。土浦駅から50分である。

江戸崎のバス停は「江戸崎駅」と書かれており、ちょっとローカル私鉄の終点駅のような風情があって好ましい。江戸崎のあたりは意外と商店街が栄えており、大型店やコンビニが見当たらず、昭和の雰囲気もある商店街である。これは鉄道が通っていないことから、「全国どこに行っても同じ化現象」にはなっていないのかもしれない。いわゆる「町の本屋さん」も2店あって、なんだかうれしくなる。さて、どこに行こうかと迷うが、とりあえずバス終点近くの「笑遊館」なるところに行って、無料の稲敷市ガイドをもらう。この「笑遊館」もよく分からないが、観光案内所にしてはさびしいし、奥に部屋がいくつかあるから町の集会所のような場所なのだろうか。

稲敷市ガイドを見ると、いわゆる観光地的な場所は旧東町や旧桜川町のあたりらしいことが分かる。江戸崎は普通の町であり、商店街や公共施設や住宅があるだけの場所だ。「稲敷市を訪問する」のが目的なので、それで十分だ。少し先に橋が見えるので行ってみる。小野川にかかる大正橋だ。少し川を眺めて戻ってくる。今度は別の方角に行ってみると、商店街が途切れ、中型のショッピングセンターがあった。カスミというのかパンプというのかパシオスというのか、看板がたくさん出ているが、そういう複合ショッピングセンターのようだ。中に入ってみる。茨城シリーズ(?)で行った下妻のイオンのような圧倒的な存在感でもなく、岩井のヨークベニマルのような超広大な駐車場もなく、なんとなくこぢんまりとしている。それでもマク○ナルドやケン○ッキーなども入っており、どこでも似たようなショッピングセンターの趣だ。再び市街地の中心に戻る。違う道を通っていったら、神社の前に出た。鹿島神社である。江戸崎城主の土岐原治英が、鹿島神宮の分霊を進請して創建したという(と稲敷市ガイドに書いてある)。

市街地を外れて迷子になりそうになったが、そんなに広い町ではないのでどこかに着くだろうと思っていたら、先ほどの大正橋の前に出た。正午を過ぎたので昼食にしようと思う。市街地の中心には先ほど見た限りでは食堂のたぐいは見当たらず、ショッピングセンターでマク○ナルドもないなと思うが、この橋を渡ったところに中華料理店があるのを見つけて、そこに入る。3階建てのビルで、ちょっと高級そうな雰囲気に見えたが、中は庶民的な町の中華屋さんだった。近くにあるJAの職員が食事をしているのか、結構混雑していた。客層が「仕事の昼休みの食事中」な人ばかりで、1人だけ浮いてしまう。

これで、江戸崎の町はほぼ見尽したとして、バス停(江戸崎駅)に戻る。時刻表を見ると、次の土浦行きは50分後だ。稲敷市の奥の方に行くコミュニティーバスもあるようだが、本数も少なく、そちらは別の機会にしよう。まだ時間があるので、再び商店街をブラブラする。ふと、江戸崎というバス停が見え、竜ヶ崎駅に行くバスがあることに気付く。こちらは5分後だ。JRバスと関東鉄道バスでは乗り場が別なのだ。こちらに乗ることにする。1日に6本(休日は5本)しかないようだが、なんというタイミングの良さ。

関東鉄道バスの竜ヶ崎駅行きは2人の乗客を乗せて出発。なんのことはない、橋を渡り、先ほど食事をした店の前まで戻っていく。さらに稲敷市内をひたすら走る(このあたりは旧新利根町のあたりか)。江戸崎にはコンビニは見かけなかったが、このバス通り沿いは、逆に店はたまに見えるコンビニしかないという、長閑な田園風景であった。龍ヶ崎市に入って、しばらくして市街地に入り、江戸崎から50分ほどで竜ヶ崎駅に着いた。途中で1人乗って1人おり、最大3人、通して乗ったのは自分1人というバスであった。

竜ヶ崎からは関東鉄道竜ヶ崎線に乗って佐貫まで行く。途中に駅が1つあるだけの短いローカル線だ。1両だけのディーゼルカーに揺られて7分で終点だ。佐貫からはJR常磐線の15両編成の特別快速・品川行きに乗車。竜ヶ崎線とのギャップが激しい。快調に飛ばして、都内に戻ってきた。

さて、茨城シリーズ、次はどこへ行こうかな?


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(バスの終点「江戸崎駅」)

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(大正橋から)

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(カスミ・パンプ・パシオス)

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(鹿島神社)

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(関東鉄道バスの乗り場と商店街)

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(竜ヶ崎線のディーゼルカー)
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