■「最高の贅沢」

●2014年05月27日 (火)　　曇り

　▼きょう２８日に、きのうの日記を書いている。

　　きのう、中央図書館で借りていた「本」を返した。
　　県立図書館の「本」も、遠隔地返却でいっしょに返した。

　　先週の火曜日に、賀川記念館で借りていた「本」も返した。
　　これで、いま借りている「本」はない。

　　５月の終わりまで、あと数日あるが予定は入っていない。


　▼イイモトくんの所に遊びに来るＧＮくんは、いっしょの職場になったことは
　　ないけれど、彼も同じ会社の人で、６３歳まで働いていまは家にいる。

　　その彼が、イイモトくんの所に来ては愚痴るらしい。
　　「なんにも、することがないなー。１日が長いなー」と。

　　イイモトくんは、自分でも少しそう感じることがあるので、
　　ＧＮくんが愚痴ると、自分も滅入ってくる。

　　「なんか、やりたいことないんか！」とＧＮくんに言う。
　　言いながら、自分にもそう言っていることに、イイモトくんは気づく。

　　「嫁はんに、あんた何か趣味ないの？　家庭菜園とか、花づくりとか、
　　　何かやらんとボケるでー、ゆわれるけど、本気でやりたいようなこと
　　　なんもあらへんわ」

　　イイモトくんは、奥さんにそんなことを言われ、鬱陶しがられているＮＧは
　　それでも奥さんがおるから、まだマシやと思う。

　　「オレなんか、家の中にたった一人でおるんや。やることがなくても、ひとりで
　　　おらなアカンのや・・」とイイモトくんは思う。


　▼「でも、退職したほかの奴も、みな、そんなこと言うとったわ・・」
　　１時間ばかし居て、ＧＮくんはそう言って帰っていったらしい。

　　イイモトくんは、私に借りた「本」を返しに来て、そんな話をした。
　　
　　「なんもせんでええ、ちゅうことは最大の贅沢やないか、何かせなアカン
　　　と思うから、イカンのちゃうの。やりたいことがない、ええことやないか！」
　　と、私はイイモトくんに言う。

　　言いながら、何か間違ったこと言っているような、気もしたが
　　やっぱり、何もすることがないっていうのは、最高の贅沢だと思う。


　　　★★★　　★★★　　★★★　　★★★　　★★★

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