●2013年08月30日 (金) 曇り、ときどき雨
▼「あれっ、ここ来たことがあるわ!」とホノカが言う。
私は混乱する。以前、連れて来ただろうか?
孫も5人になると、誰をどこに連れて行ったか、
わからなくなる。
水中トンネルの水槽や、ピラルクのアマゾン館も、
ホノカは、ずんずん一人で走っていき、あとをユイカが追う。
イルカ・ショーの会場の場所も覚えていて、ホールの階段を
案内するように上がっていく。
ホノカの話では、保育園で、みんなと一緒に須磨・水族園に
来たらしい。
▼だが、どんな珍しい魚やショーよりも、子供を喜ばすのは、
乗り物がいっぱいのプレイランド。
「もう、これでお仕舞だよ」と、ボートに乗せ、水路を一周する。
まだ、乗りたいという二人を売店に連れていく。
「イチゴみぞれ」がユイカ、「メロンみぞれ」をホノカ。
二人は、まっ赤と緑に染まったベロを出し合って、笑う。
▼きのうは「総合運動公園・水浴びプール」に行ってきた。
野球場や、陸上競技場がある広い敷地には、幼児用のプールもある。
水深・約15センチと約40センチの「水浴び池(プール)」である。
2つの池は、テニスコート2つ分ほどの広さがあって、しかも無料。
しゃれた市民サービスである。
日射しを避けて、木陰からホノカとユイカのはしゃぐのを見ている。
風が渡ってきて、アキアカネが飛んでいる。
▼帰りの車では、二人とも眠ってしまった。
いったん私の家にもどり、
「さぁ、もう、おうちに帰るんだよ! 忘れ物はないかな?」
と、声をかけると、二人は、いそいそとリュックにクレヨンや
お菓子を詰め込んだ。
これが当然とばかり、もう二人は、
きのうのことも、きょうのことも忘れて、
心は、家路に向かうばかりだ。
▼孫たちが帰ったあと、妻と話す。
「満足したかなー」
「満足したんじやない」
あと5年か、10年。
そう遠くはない話である。
みんな、みんな忘れてしまっていいことだ。
いや、その方が気が楽だ。
みんな忘れてしまって、もし思い出すとしたら、
ときどき、ホノカの言う
「ヘンなじぃちゃん!」、それで十分だ。
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