●2012年06月11日(月) 晴れのち曇り
▼「なんで朝から、猫の芸当の動画なんか、見せられなあかんねん!」
公憤ではない。私憤である。
「あんた、そんなこと言うたら民放見てください、言われるだけやで!」
そんなのは、百も承知だ。
「大の大人が、キャーとか、ワァーとか、取ってつけたような
はしゃぎように、恥ずかしさや自己嫌悪を感じないのかねー」
番組編成で、新しく始まったNHKの7時台のニュースへの
私の悪態である。
▼でも、私のように感じる人はいないのだろうか。
NHKの、番組チェックするスタッフに、そんな
センス・美意識の人はいないのだろうか。
朝はテンションを上げる必要がある。
声も高めに、話題も明るいものを・・。
それも充分、納得する。
しかし、7時台のニュースで、なぜ「動画」なのか、
そして、アナウンサー同士で、なぜ、ああも、はしゃぐ
必要があるのか。
「あんた、そんなこと言ってたら”キレル老人”って笑われるよ」
もちろん、私はキレテないし、「自分様」でもない。
▼「クヮミサァ〜、クヮミサァ〜。次は、ミナトガァークーェン、ミナトガァークーェン」
「上沢」の次の駅、「湊川公園」で私は地下鉄を降りる。
今朝は、この車掌だった。
各人各様で、車掌はわざと発音を不明瞭にし、ウグイスの鳴き比べでも
あるまいに、ヘンな節をつけて駅名をアナウンスする。
これも、ずっと不愉快なことだ。
目くじら立てることではないけど・・。
でも、市営地下鉄の経営者は、こんなバラバラで
聞き取りがたいアナウンスを何とも
思わないのだろうか。
▼月曜日の朝。
地上に出ると、クスノキが光を浴びて
キラキラ輝く。
緑は深く、濃くなっている。油を注いだように
白く反射している。
淡路にも行ってきた。
ニュースのことも、地下鉄のアナウンスのことも、
どうでもいいことだ。
職場に向かって歩きはじめると
私の、朝のテンションは上がっていく。
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