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2011年04月10日01:36

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■慣れる

●4月9日(土)  晴れ

 ▼リファーレ横尾まで下りて、
  煙草を買いに行った。

  今度の震災でJTの工場も被害にあったという情報が
  2週間くらい前に流れてた。

  すると、その日から、自分の吸う銘柄を買いだめする人が急に増えて、
  煙草屋は、一人2箱までくらいに販売制限をするようになった。


  それでも、先週の土曜か日曜日には、リファーレ横尾で「わかば」を10個入りの
  カートンで売っていた。

  湊川や新開地あたりでは、すでに「ハイライト」も「わかば」も
  販売制限していたのに・・。
  

 ▼それは、こんな銘柄を好む人が横尾に少なく、湊川や新開地に多いということだ。

  しかし、きょうはリファーレ横尾の煙草屋にも、
  コープの店にも、妙法寺駅のキオスクにも売ってなかった。

  しかたなく、「ホープ」と「マルポーロ」を買ってきた。


 ▼福島では、「たばこ」の苗の植え付けをあきらめたようだ。

  空中飛散した放射性物質の土壌への残留を考えると、
  仮に栽培した場合、葉タバコには放射性物質が移染し、
  乾燥させた葉はさらに濃度が増す。

  煙草は、いろいろな葉タバコをブレンドして作るので、
  福島産の葉タバコの問題は、広く「タバコ製品」全体にまで
  放射能汚染の問題が広がってしまう。

  それで福島県農家は、やむをえない措置として、植え付けを断念したのだ。


 ▼これは「タバコ」の例である。

  コウナゴ漁ができない。
  コメの作付が出来ない。

  このような農産物・海産物の放射能汚染の問題だけではない。
  工業製品で東北にあった部品工場が被災し、製品が作れない。


 ▼商品の供給不足、電力の供給不足、
  消費者は、これから長期にわたって
  不足や不便に慣れていかねばならない。

  人はどんなことにでも慣れる。
  慣れないと、やっていけないこともある。


 ▼被災地でも、1ヶ月が経ち、少しずつ日常を取り戻してくると、
  そこでの生活や暮らしが始まる。

  避難所や仮設住宅、あるいは転居先での暮らしに慣れていく・・。

  
  だが、慣れるとは一体、何に慣れるということか。
  悲惨に慣れるということか。

  あるいは、被災地の復興も、原発の収束も
  まだまだ、ずっと先のことだという状況に慣れろ
  ということか。

  日常と非日常が同居するような状況に慣れろ
  ということか。


 ▼いつか「日記」に『なれる』ということを書いたことがある。
  また、『耐えない者は慣れる』という言葉も引いてきた。


  私が「ハイライト」や「わかば」がなければ、
  「ホープ」や「マルポーロ」に慣れるように、
  人々は、商品や電力やその他もろもろの不足や不便に
  慣れていくだろう。

  しかし、慣れてはいけないことも、あるのではないか。

  
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