mixiユーザー(id:1040600)

2010年10月10日19:26

5 view

■可もなく不可もなし

●10月10日(日)  晴れ

 ▼いま、昼休みに読んでいる「本」
  玄侑宗久『禅的生活』に、
  「無可無不可」という言葉が載っていた。

  「可もなく不可もなし」とは、もともと『論語』の「微子篇」にある言葉だそうだ。

  孔子が、野に隠れた賢者として世に知られる伯夷、叔斉、虞仲などとと比べ、
  自分がどう異なるのか、自分の立場を評して「無可無不可」と言った。

  「私には、これを為すべし、あれを為すべきでない、という決まったものはない」
  という意味で、ひとつの決まりや物の見方に拘泥しないで、自由かつ臨機応変で
  あることを表明したものである。


  禅でも「禅語」として、『論語』のこの言葉を、そういう意味で使っているらしい。

  今日、人を評して「可もなく不可もない」という意味合いとは、かなり違っている。
  


 ▼ふ〜ん、と思って、きょうのタイトルにしてみた。
  
  10月も十日が過ぎようとしている。


  先週、久しぶりで長男に電話をした。相変わらずの
  のんびりした調子で、12月までの仕事が入り、なんとか
  やっているとのこと。

  水曜日だったか、木曜日だったか、
  娘のところのショウが学校帰り、
  米とお小遣いを取りに来た。
  留守の我が家のカギを開け、テーブルに置いてあった
  おやつを食べて、「ありがとう、おやつも美味しかったよ」
  と書き置きして帰った。

  次男から電話があった。
  孫の穂乃歌の誕生祝いの礼だった。

  

 ▼可もなく不可もなく、日が過ぎ去ってくれればいい。

  金曜日の雨で、団地の金木犀は匂いが薄れた。
  ほのかに香る
  このくらいで、ちょうどいい。




2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する