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2006年05月29日01:50

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●身辺雑記(59)/■団地の掃除

■団地の掃除

 ●9時から始まった団地の掃除は、だいたい、いつも
  みんな、誰が指示・分配したわけでもないが、それぞれ
  自分の場所に行って、自分の仕事をする。

  私の棟には階段が2つあって、階段には同じ階にドア2つ、
  二軒の世帯が住んでいる。5階建てだから、1つの階段に
  10戸、この棟には計20戸があり、住んでいる。


  団地の掃除は、横尾5団地で一斉にやるので、私たちの棟以外の
  全棟でも、同じように、各棟・各階段の10戸がグループに
  なって、自分たちの、棟・階段まわりの掃除や草むしりを
  する。


 ●ここに来てもう23年が過ぎたが、私たちの階段の10戸のうち、
  8戸までが、みな、ここが出来た23年前から、ずーっと同じ人間が
  住んでおり、残りの2戸の住人が引っ越してきたのも、10年か
  15年も前のことで、私たちの階段は、この団地・この棟の
  歴史、長い時間を共有している。



 ●6時ごろまでは、雨が降っていた。

   「おはようさん。きょうは中止かと思うとったのに・・」

   「今月は、月初めのが、きょうに変更になってるから
    草ボーボーや。おまけに、来月は休みやし・・・」

   「ねむたいナー・・・」


  団地の掃除は、毎月月初めの日曜日なのだが、今月は5月の連休に
  出かける人が多いためか、7日(日)が、きょう28日(日)
  に変更になり、間隔があまりないという理由で6月の掃除は
  休みで、今回の次は7月2日(日)となっている。


 ●私は棟の裏手に回り、植え込みのあたりやその周辺の草むしりを
  する。4月に草むしりしてから、2カ月近くなるので、
  雑草はほんとうにボーボーに茂っている。


  紫陽花(あじさい)は、まだ咲いていない。秋から冬にかけて
  花と葉を落とした紫陽花は、枯れ枝の叢のようになり、枝は
  ポキポキと折れる。

  きれい好きのHさんは、折れた紫陽花の枝や折れかかった枝を
  ポッキン、ポッキンと折っては、次の開花の手入れをする。

  しかし、そのためかどーかは知らないが、毎年、紫陽花の株は
  小さくなり、こんもりと茂るはずの紫陽花の植え込みは、
  年毎にまばらになっていく。


 ●30分も草むしりをしていると、汗が出てくる。
  背中の太陽が暑い。

  大型の45リッター入りのビニール袋に、むしった雑草をぎゅうぎゅうに
  詰め込んで、下のごみの収集所まで運ぶ。

  両手に1個ずつぶらさげて、棟から収集所までの階段を降りていく。


  マンションの管理人をやめてから、1カ月くらい経ち、家にばかり
  いるものだから、体力が落ちている。
  それだけの作業で、ハーハーいっている。



 ●約1時間の作業を終えて、部屋に帰り、居間のテーブルの上に
  足を放り投げ、横になる。

  行儀は悪いが、こうすると足の血液が胴体の方に下がってきて
  気持ちがいい。


  テーブルのまわりには、3、4日前まではコタツがけがあったのだが
  長男が帰ってくるということで、いまは取り払われている。

  さっきまで、初夏の日差しだったのに、いまはまた陰りはじめ
  雨が降りそうで、気温も下がってうすら寒い。



 ●立ち上がって、ミクシイのページをあちこち見ていたら
  ある人が「長谷川四郎」の「詩」を引用していた。

  そう、私も「長谷川四郎」を読んだ。
  どこかに「本」があるはずだ。




 ●新聞を開くと、古い話が今頃になって載っていた。

   「日本は最悪の裏切り者だ」

   72年に、当時の田中角栄首相が、日中国交正常化に踏み切り
   周恩来と握手したときのことだ。

   先をこされたキッシンジャーは「ジャップ!」とまで
   日本人を侮蔑して、悔しがっている。
   アメリカが、中国と国交を回復したのは、その7年後の
   1979年1月1日。

  いまは、どーナンだろう。
  アメリカは、靖国参拝には反対しながらも、一生懸命、
  日本と中国が仲たがいすることを目論んでいるような感じが
  する。

  ボスとボスとの狭間で、「日本」はどーするんだろう。
  ボスは利害は一致しやすい。子分はいつでも斬れる。
  それが、国際政治・国益というものなのか・・・。

  でも、「国」とは誰のもの?



 
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