●8月17日(月) 晴れ
子供のころ、昼間に思いっきり遊んで
夕飯になって、みんなで食卓を囲んでご飯を食べていると
食べながら持っている茶碗をポロリと落とす、ということが
ときどきあった。
夏休みの思い出である。
茶碗が手から転げ落ち、中のご飯も
茶碗の丸い形をして、茶碗から畳に転げ出た。
叱られたが、また一口、二口食べていると
茶碗が手元からポロリと落ちた。
そのくらい、よく遊び
夕食のとき、ご飯を食べながら眠くなった。
●天気予報を見ていても、関西地方が
最高気温が軒並み高い。
今週いっぱいは、こんな暑さが続くという。
湿気が少なくなったといっても、なんせ
地面が熱くなっており、道路の照り返しと熱風にやられる。
夕方の5時25分。
街はまだ暑気に煽られている。
喫茶店で、松岡正剛『多読術』を読む。
快適に読み飛ばし
残り10ページくらいのところで店を出た。
陽は西に落ち、夏の夕方になる。
盆を過ぎると夕方は、昼間とくらべ
気温がかなり下がる、そのことがわかる。
風が立つ。
●「凌ぐ」という言葉を思い出す。
「朝晩、しのぎやすくなりましたねー」という常套の挨拶に使われる
「しのぐ」という語感をはっきり意識する。
色川武大の作品に出てくる「しのぐ」である。
生きていくことは「しのぐ」ことであると彼の作品は語る。
そんな言葉が、普段、何気なく交わされる
夏の暑さににも使われていたことに気づく。
●このところ、毎日、日記をつけるようにしているが
当日分の日付の予約もせず、晩飯後、眠ってしまって
いま日記をつけている。
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