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2009年01月02日01:52

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●うみうし独語(294)/■元日の夜

■元日の夜

 ●生まれたとき病院で出会ってから
  それから数えて、五度目に顔をあわせた
  次男のところの孫娘、ホノカ、
  一歳二か月。

  五度目でも初対面みたいなものだ。
  玄関のドアを開けて入ってきたとき、
  人見知りして泣いた。

  コマを回してみたり、仔猫の縫いぐるみで
  遊んでみたりしたら、抱っこしても平気になった。

  よたよたと自分で歩く。
  靴を履かせろと催促する。
  そとに行こうという。

  玄関のドアが閉まって、母親の顔が見えなくなっても
  泣かない。

  私の手を引いて、大股をあげて団地の階段を登る。
  どこまでも、よたよた
  私の手を引いて歩く。


 ●娘のところの孫、ショウ、チカ、アツシとも
  そうやって遊んだ。

  小学三年くらいまで、うちに来たら
  そこが自分の指定席のように、
  私の膝に座っていたショウが、
  「じいちゃんは家族じゃないもン」
  と言った。

  もう、いつだったか
  私は忘れた。

  この日記に書いたので、検索したら
  小学五年のときだった。

  ・http://mixi.jp/view_diary.pl?id=129252531&owner_id=1040600


  そのショウがいま、高校一年。ことしは高校二年になる。



 ●ホノカは、こんど会うとき
  また、泣くかもしれない。


  そして、ショウが今、少し遠慮をするように
  どんなになついても、次第に、私と一定の距離を置くだろう。


  それが成長というものだろう。

  
  「じいちゃんは家族じゃないもン」


  改めてその意味を考える。
  
  私は、「自立する」ということは、
  「じいちゃんは家族じゃないもン」と言える
  自分や、自分の家族をもつ
  ということかもしれないと思ったりした。




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