GW入るので業者が休みになる。なので前倒しで材料がいつもの倍入ってくる。もちろん何も考えていないので倉庫がパンクする。材料を二段積みにしてもまだ足りない。手順書では三段積みは崩れる可能性があるので安全上の理由で禁止になっている。十秒程考えた上
「腹…減ったな〜」「そうだね〜、何か食べに行こうか?」「よし、うどん食べに讃岐屋行くか」「ええ〜、パスタ屋行きた〜い」「いや、今日はうどんな気分だからさ」「私はパスタの気分だよ〜」「いや、だからうどんだよ!」「パスタがいいの!」「……それじ
書くのはやっぱり好きざ〜んす!ダース単位で書いて見せま〜す。悪いけど君達を魅了させてや〜る物を書けたら心が沸き立つ。もちろん俺が一番楽しむことは忘れず、ひたすら書く!書く!ワクワクさせてたまにゾクゾクマズイもの書けば聞こえるブ〜イング!受け
「今年は冬が無かったそうですよ?」 海沿いに作られた堤防の上に腰掛けながら芙由子(ふゆこ)が俺に言ってくる。「今年も……だろ?」 俺は興味なさ気に答えた。 俺たちの目の前には打ち捨てられて錆びついた漁船とその残骸が砂浜に転がり、一部は波
夏休みも終わり、二学期に入ったばかりの空は青くすみわたっていた。 二週間ぶりの学校は何か違う世界のように見える。 それだけの期間でさえそう思えるのなら彼女にはこの場所は一体どう見えるんだろうか? そっと後ろを振り返ってみる。 懐かしむで
いつものように 机に向かい 何も浮かばず 汗が滲み生きているだけじゃつまらない なのにやり抜くことさえできない死に耐えることは出来ないのに書くのをやめることは出来ない。苦しみすらいとわないだが ただただ つらい。その文節こそが痛み痛みを糧に
ある会社で品質向上の為の対策を会議した。会議の場では仕方が無いという言葉は使ってはいけないとされた。 何度も会議を重ねた結果、確認する事項を大幅に増やし、検査を細かくやっていくことが決定された。またその為に大量の資料も作製された。さらに品質
■ブラック企業との取引はリスクだらけ(JIJICO - 02月22日 09:40)http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=180&from=diary&id=2774883コンプライアンスで思い出したけど、自分の会社でもコンプライアンス違反がないかの調査票というものが配られたことがあ
新しい製品用の製造ラインが別の建物で完成。 ↓旧製造ラインの製品もそっちで作れば金の節約できるよね〜。 ↓しかし新ラインの検査機は新製品用に調節されてるから旧製品の検査は出来ない。 ↓現場の人間「これ、
夏休みも終わり、二学期に入ったばかりの空は青くすみわたっていた。 二週間ぶりの学校は何か違う世界のように見えた。 僅かにそれだけの期間でさえそう思えるのに彼女にはどう見えるんだろうか? 時刻は午後三時を過ぎていて、未だ授業中なので校門前は静
「優香!」 ずっと部屋の明かりもつけずに真っ暗の中に居たせいか、瞳は暗闇に慣れていた。 なのでボンヤリとベッドに横たわる優香の姿が見て取れた。 少なくともまだ死んでしまったことを確認は出来ない。 慌ててかけよって耳元で叫ぶ。 「き
俺と優香の家の間は数十メートルも離れていない。 あっという間に俺は優香の家の前に着いた。 悩んでいたときはこの距離が無限のように遠く感じられた。 そして幸運なことに彼女の両親は居ない。 そしてこれまた幸運なことに玄関は施錠され
……聞こえる。 ……何か聞こえる。 まるで地に堕ちた蝶が羽ばたく音のように。 死んだ『何か』を蘇らすかのように。 『俺』という存在を意識させるかのように。 煩わしい羽音が『ブーン、ブーン』と。「……もしもし?」「……やっと出たな、この
「うわああああああぁぁっぁぁあぁ!」 自分の叫び声で目が覚めた。 ここはどこだ! 一瞬パニクってしまったがすぐに落ち着いた。 そうか……ここは俺の部屋か。 充電ケーブルに繋ぎっぱなしの携帯を見ると時刻は4時を少しだけ過ぎていた。 果たして
『ステージ』の上のゆりえお姉ちゃんはとても綺麗だった。 『たいいくかん』という場所はお部屋の電気を消したみたいに暗くて、まるで全部の光が全てお姉ちゃんに集められてるみたいだ。 絵本にでてくるようなお姫様の姿をしてお姉ちゃんの綺麗な声が聞こえ
学校を休み、夢を見る。村瀬の最後を。近所に住んでいて面倒を見てくれるお姉さん。 演劇コンクールで優勝した時の映像を見せられていた。 スポットライトの当たる優香の姿が村瀬に見せられた状況と重なり、それによって封印されていた村瀬の命令を無意識に思
それでも他人は嫌いだが『他人』を嫌いにはなれない。 世の中は悪意に満ちているそうです。 しかしこれはまったくの嘘なのです。 正しく世の中に満ちている物は『悪意』ではなくて『無関心』と『惰性』です。 もちろん僅かに悪意も存在しています。
「……身体の内側から溶けてしまいそう」 熱い吐息と言葉を飲み込んでゆうこは心の中でつぶやいた。 熱く上気した表情と潤んだ瞳で彼女は椅子の上で足を動かす。 そんな彼女の耳元では男が囁いている。 そしてそれによってますます彼女は身体を火照らせて