フと思ひ出したのだが、かう見えてもピヤノを習ってゐた事がある。7歳年上の姉貴が通うピヤの教室に、なんちゃーなしに同行してゐるうち、なんか興味を持ったのだらう「ボクもやってみたい」と云ったさうな。そしていざ、ピヤノの前に座ると、それまで習って
サウジの国王が来日し、そのあまりの非現実な存在に、笑いが出てゐるらしひ。おそらく彼らの持ってゐる金、なんつーものは、軽く我が国の国家予算くらいなのだらう。あるとき、友人のラッパ吹きが「10億円くらいほしい」と云ふ。日頃そのやうな事をあまり云ふ
高校野球にはさほど興味はない。昔はチアガールを見る為だけにいちをう見てはゐたが、ゲームそのものに興味を惹かれた事はない。だがまぁ、年端も行かぬ餓鬼であらうかれら高校球児の、しかしTVなどに写ってゐる事をいちをう意識してゐるらしい奮闘、真っ黒に
フォークいのち!みたいな事を云ってたものが、なにやらいつの間にかエレキを弾き「自分は100年前からロックンローラーだった」みたいな風をしてゐる、のは、タマにある。素朴なアクースティック・バンドだったユニットが、知らぬ間にえらい大仰な事になって
「家訓」であった、と云ふほどではないが、ワシの生家では『自分で食べたい者は自分で作るべし』といふ習わしがあった。幼少期から「あれが食べたい」といふとオフクロが簡単な作り方を教えてくれ、上手くできるやになるまで監修してくれた。親父も自分が食べ
店を閉めて、最後に出る、といふ行為が好きだ。例えばいまワシは、はからずも音楽教室を持ってゐる。そはワシの「仕事場」といふ事になる。その日全てのレッスンを終え、機材を片付け、売り上げを計算し、机周りを整頓し、次回のレッスンをチェックし、留守電
故 藤原伊織のデヴー作にして傑作「テロリストのパラソル」にて、主人公が経営するバァでホットドッグが支給されるシーンがある。作り方が仔細に描写してあり、そこで出来上がる「カレー味のホットドッグ」にヤクザが感心する、といふシーンだ。『ホットドッ
今はあまり見かけないが、ひところ家の前に「押し売りお断り」といふ札を掲げてゐる家があった。まぁそもそも「押し売り歓迎」なる家があるとも思へぬのだが、さういふ札を掲げるほど、ひと頃は「押し売り」と云ふものがあったのか。そもそも「押し売り」とは
ミュージシャンの傍ら、レッスンをして日銭を稼いでゐる。電気ベース(場合によっては縦べーすも)と、ヴォイストレーニングが専門。ギターは電気でなく、アコギの専門。希望者には「弾き語り」や、「リズムトレーニング」も別科として。ベースはまだしも、ヴ