恋人よぼくは旅立つ東へと向かふ列車で華やいだ街で君への贈り物捜すつもりだ昭和を代表する名歌謡のひとつ「木綿のハンケチーフ」で唄われる「東」といふのは、やはり東京の事であらう、と思ふ。当時の「地方都市と東京の関係」と云ふか「東京と田舎のイメェ
花粉症である。そのやうな病名などなかった時代から花粉症だ。毎年春先になると鼻風邪をひく、と思ひ込んでゐたのは、記憶にある限り中学生。300年前の話しだ。「そんなものは迷信だ」といまだ云ふ人が居て、まぁさういふ人には鬱病ですら「気の持ちよう」で
こないだ女房が、体重計のスゴいのを貰って来たか借りて来たかなんかで、今ウチにそれがある。初期登録をし、何かをピっと云はせてから裸足で乗れば、体重は勿論、体脂肪率、骨密度、水分量、などが瞬時にはじき出され、「お前の身体はいまこうだ!」といふ現
自宅にスタヂヲがある家、に憧れた頃もあった。海外のミュージシャンの逸話を聞くにつれ、そのやうな供述が多く、中でも強く印象に残ってゐるのがエレクトリック・ライト・オーケストラのチェリスト、ヒュー・マクドゥエルが、「チェロとピアノを自宅のスタジ
今年から「梶山=ハゲ」のイメーヂを変えるべく、やや伸ばした髪をオールバックに仕上げてゐる。人生で初めて、「鏡を見て髪型を整える」といふことをやってゐる。ポマードやヂェルなどを買うのも初めてだ。んで、ライヴの時は、それにメガネをかける。今年最
人生でほんの数ヶ月だけ会社員だった時代。営業と工場の主任の会話。なにかとクレームをつけて来る得意先に対しての愚痴。営業「毎回ホンマに困るわ」工場「あ〜、やれんねホンマ」営業「重箱の隅つついて難癖つけて来るけぇね」工場「(苦笑)」営業「なんか
現在、もぅちょいとえぇギターを買うべきか、それともアップライトのベースを買うべきか悩んでゐるワシ。このやうにワシはギターを弾く。エレキギターを持った姿が、全然サマにならんので有名で、よくネタにされる。アクースティックギターは、わりと達者に弾
また地震だ。さっきからラヂヲがづっと津波警報を発してゐる。どーか被害が出ないやう祈る他はない。あれから4年が経とうとしてゐる。あのとき、多くの音楽家が「のんきに音楽など演ってる場合ではない」といふ表明の元に自粛したり、活動そのものを辞めてし
割と乗り物酔いをするタイプで、アレでも自分で運転するやうになってすこしはマシになったが、今でも他人の運転する車に乗るのは、正直あまり得意ではない。子供の頃はホンマにたいへんで、特に通学や演奏などで乗るバスが天敵だった。乗れば酔うのだから、ほ
酒呑みのくせに甘いもんが好きなのだ。さすがに「饅頭を喰ひながら日本酒を嗜む」といふ境地にまでは行ってないが、ヰスキィとチョコ、と云ふ組み合わせはよくやるし、ワインに生クリームが合う、といふ事も知ってゐる。酒はさておき、珈琲にはとりあへず甘い
「月」といふ言葉を冠したオリジナルが沢山ある。月の路月のチャクラ月の裏の約束みんな月を見てゐる月の舟のワルツ氷でできた月の夢相方のしーなさんも「赤い月」といふ曲がある。レパートリィに至ればムーンボゥムーンリヴァームーンライトセレナーデMr.ム
理知的でおとなしい、と云はれる事が増えた。それはそのヒトがさういふ時しか見てないからだが、確かに、ツい10年前の自分を鑑みても、「理知的」かどーかは知らんが、おとなしくはなった。かつてのワシは、自分が思ひ返してみても「阿呆ではないか」と思ふく
ちーさな子供にとって、味覚の八割以上が「甘味」であり、彼らが思ふ美味いもの=甘いもの、と云ふ図式は揺るぐまい。色んな味を知り、云はば「経験を積む」ことによって、酸味や苦みの美味さを知る。フと自分を思ふに、大学に入った頃ですら、ブラックの珈琲
昨日、ウェブTVで「リアル車将棋」なるものをやってゐた。球場を使い、実際の車を「駒」にして、プロ棋士が対戦す、といふぢつに壮大で馬鹿馬鹿しく素晴らしい企画だった。将棋はまったく分からんのだが、面白かった。かういふ番組ばかりやってるなら、TVも見
90年代初頭、猫も杓子も「ヘッドレス」だった頃がある。スタインバーガーの全盛時代、とも云へる。本家スタインの音のクリアさ、当時の音楽にマッチした先鋭的なデザイン、頑丈さ、などが広く受け入れられ、他の楽器メーカーもこぞってヘッドレスの楽器を売り
ビートルズになれなかった男、といふのがゐてピート・ベスト(ドラムス)スチュワート・サトクリフ(ベース)スチュはもともと音楽の才能は皆無で、唄もくそヘタだったさうだが、ジョン・レノンの親友だった、て事でメンバーに居座ってゐたらしひ。自分にあっ
此処15年ほど、専門学校の音楽科で教鞭をとってゐる。高校卒業後の進路の選択肢としてよくあるタイプの専門学校で、入学生はみな18歳かそこら。毎年、生徒との年の差は広がるばかり。年々、わりと理解しがたいタイプの性格の若者が増え、そのたびにジェネレー
しーシュがレコーディング中、てのは昨日も書いた。この録音のエンジニアをしてくれてゐるのは、高校時代の旧友、てゆーか、青春時代ともに音楽の道を志した、かつての相棒である。高校生にしては達者な事を演る2人組、として広島の音楽界に認知され、同じ高
現在、しーなとシュウの4thアルバムの制作中である。普段シムプルな(?)デュオだけに、レコーディングには贅沢に楽器を使う。さすがにピヤノはスタヂヲ据え置きの奴を使うが、軽バンに一杯の機材を持ち込む。ギター×2(ナイロン、スティール)電気ベース箱
新聞を取ってゐる。新聞に必ず付いてくるのが広告。色とりどりの派手な紙は、まぁほとんど用がないので、しかしまぁ撥水性に優れてゐるので、生ゴミの処理にはちょうど良い。そんな中、地元の公民館だより、みたいなもんが混じってゐる。フと手に取ってみると