カタチ、といふものは大事なのだ。そは、進化の過程で完成されてゆくものだから、である。電気ギターの世界に「コンタード・ボディ」といふのがある。なにか?といふと、ギターを抱えた時、身体にあたる部分が、意図的に緩やかにカーヴを描くやうに削ってある
前々から公的に発言してゐるが、ワシはJーPOPといふものが嫌いだ。「クソのやうなもの」とまで公言して、折に触れてこき下ろしてゐる。聴かずに否定してゐる訳ではない。仕事で必要な場合などには耳にせねばならぬ事も多く、それで耳にするそれはやはやりクソ
昨日、若いミュージシャンと話をしてゐて、「シュウさんは得意なジャンルってなんなんですか?」と問はれた。フォークだと答えたら驚いてゐた。賢しらな顔してジャズやらの現場に顔だしてゐるが、ワシはこの世代のベース弾きにしては大変珍しいことに「フュー
映画とかドラマといふものは、すべてファンタジィである。どのやうな泥沼の愛憎劇でも、猟奇的なスプラッタでも、ファンタジィである。なぜか?そは「俳優」が演じるからだ。俳優、といふはまづ、凡百の人間のうち、容姿に優れてゐるヒトがなるものだ。「性格
日々の暮らしの八割でチャリ(自転車)を使う。いわゆる「シティ・サイクル」といふタイプのやつで、膝を骨折した時にリハビリも兼ねて、と買ったものなので15年にもなり、もぅボロボロだ。前カゴなんぞ穴だらけで、下手にモノを入れると落ちる。日々、30分〜
もしも、UFOといふものがホンマに地球外知的生命体の乗り物である、とした場合、それでは『宇宙人は何をしに地球に来ておるのか?』といふ問いがある。侵略だ観察だ帰還だ調査だ実験だなどと諸説あるが、古くはハーバート・ジョージ・ウェルズの「宇宙戦争」
「自分と同い年のフェンダー・プレシジョン壱本あれば それでOK」のやうなプレイヤーも居られるが、ワシは常に楽器に対しては「なにか世界にひとつだけのもの」を求めて来た。もともと楽器以外への物欲といふものが、皆無に近いくらいなので、ちょっと稼いで
専門学校で教鞭をとってゐた頃、雑談でよく「物価の推移」を話すことがあった。子供らはまづ「家に風呂がない家」と云ふものを知らん。「電話がない家」があった、ことも知らん。で、話のネタにしたのは「レコードの値段」である。ワシが音楽に興味を持った頃