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日記一覧

満州
2018年01月29日23:23

暗がりの道製鉄所の夜へ続く柔らかい剣の道があった噴火したパエリア君は聖人のしぐさ髪を梳かせばたちまちSFは凍結するその血の意味がすりざりる特に言葉がなくて昼が満ちようとしている頼むもう眠れたらまた眠れたらあやふやな地上にだって吊り下げられた

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コリアンダー
2018年01月27日23:22

隣家の爺が夜明も待てず雪を掻くそうすると音がするカリカリ…生は呪われもしない黎明へ粛々橋に達磨が積み重なっていた暗喩が好きじゃない文字通りどピンクの乳暈をレタスの切れ端で隠したゾンビたちがトーチで眉毛をカリカリに焼かれ研究と生殖の板挟みもう

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海豚の肺
2018年01月26日00:15

列島に恋したピンパブ嬢のマンカスきょうのてのひらで現象がよくなく何かがマンカスに遺っているんじゃ芳香馥郁たるマンカスを惹起する青春の装置は翳すてのしたで死ぬ魚介光線強ければ歯が乱れ、比例した音階も目茶苦茶きみがドレスを纏い降りてくるひらひら

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暴徒た、ち
2018年01月24日00:41

薙ぎ払う港でガラスみたいにつめたく宝石にしかなれなかった夕の額縁は荷揚げ夫の筋肉をめぐり血のくぼみ渺茫と稜線を描き冷えるこの遺棄されたダンスフロア亡霊たちが聖なる黒鍵をみだりにブッ叩くと鰓のトキメキコーラの泡が瓶から午後午後の来客へなくなら

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句集季節のきんたま
2018年01月18日00:22

NICU喉染める血とクリスマス凍む八目インドネシアの陽で焦がす体温とオリオン描くの指の君社殿来し毒蛇恐れし酉の市糞漏らす乾き舞う糞ウォシュレット母傾ぐ首来る日のカトレアに君の頬縫う凍蝶よ塔朽ちて

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水の地域
2018年01月14日00:44

豆腐屋の吹く喇叭そのもの観念で捉えるしかない水溜まりをぴょんぴょん回避した雨は降り遠雷さえ枕ですったどうしても夜観念は夜の朗らかな名残水に氷が浮くことを疑わずぷくぷく水槽の蟹の孤独も疑わぬその存在を食道に感じ離れ、ては衝突する淋巴のピックア

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無題ジオグラフィ
2018年01月11日00:30

あっ我々は循環していたポットの湯気が寝床にもぐりこむ鷺のようにその首みてえにツイツイずれながら致命的ウインクをキメる、キックし何一つの芳香をなくして夕陽を一身へ浴びて浴びきって身のうちに平和を宿すは太平と置き換えても構わないも一度だけシャレ

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歌集ビッグペニス
2018年01月07日01:06

さすけねぇ賭場の旅籠へ雪降りつもりきょときょとと燃ゆ千手観音なにかくれ甘い蜜やら辛き塩を獄卒に雨クリスマスイブ犬撲るギャンと鳴けどもしめるホトホトを湿らして宮護り継ぐかなたまで息のみ続けた麦わら帽子この手のひらに大海、渇けど君待てば楽園のう

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新年のね、そっと…
2018年01月04日23:44

腐ったローラー・コースターのGに叫ぶ叫ぶ君の真皮を、次々と更新するソプラノ驟雨ツユダクな片隅に、ひかりたくてもなくてもボンヤリ光る、酒盃が語りしなめらかな、罪をカミソリのように光る陰部騙る君の水子の祭壇が薔薇色に火照って、開くの少し待ち、談

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