わたしがみたものはりっぱな魚拓ではない思いもよらないたたかいの突然にそうとうまどいながらなお南洋への旅程と商売とにおびえためをかがやかすろうせいしたせいねんの目玉だどこかで火事があって悪友がせめてくるふへんのふうけいがの冬が春へとうつるおか
噛んだ獰猛な陰毛の毛先のまろみ四万十の臓腑が対岸で知覚した重量碧い妻は地獄のとばりでカ、カンという音を星座へ放ってぱらぱらな炒飯を紅い匙ですくっとる仮初伝波の旬わたしたちは整列した重なり合って軒並み死滅する明らかに朗らかに高らかに笑いながら
そこで仔山羊のサイゴン君を抱きしめたい神楽が遠く紅い革命の城塞に圧力に排された息に獣を聴きたいからもっと強くだきしめる古典へ頭を浸けてしたしむモヒートの冷えきったグラスがきれい夏の岩礁に我等が捕った違法の蟹飽和した言葉が蒸発して社を真っ青に
茅は枯れそれを束ねて放る、青くあつい海島の青年の血液は実務的な筋肉へ酸素を絶え間無く送るだけの役目穢れを知らぬ血とは魚の鰓を切った時紺碧をくもらせるだけ焼けた砂の囁きを聴くともなしに聴く為だけに荷は重く海鳥の彼方へ意味無き声蕾を摘む所作に惑
一緒に眺めよう月をかたかたと鳴る虫籠のプラスチック性器から湯気がたちのぼるこんなに真夏の月を見ているカブトムシねえ、自由でこんなことがあった木の芽をたたいてアンテナの空席がかさなった時間が衝突もしないゼリーがぷるぷる振動しているカブトムシの
目前の筋斗雲内臓とめったに絡まった初夏の日の望洋の視野の果てに陽炎の図書が窒息しているわくわくしてパン屋のうだつへ投石してその時草原が恥毛で自由気道を押し潰し凱旋の為の篝火を絶さない希望に夢のように色があるなら海から来るそれは兵士は怠けてる
冬の礼祭の絵戸惑うだろう少しどもる青春期代掻きする鷺の首夜の蓴菜の沼方法を放棄する犬が擬似的な銭湯でおっぱいを透視できる選んだ爪先には情は絵の価値を決めるドリルへ着火するそんなに綺麗なのにヒロインの性病に生業が添い寝るマザーガリガリの葱は夏
がちゃがちゃ鍋底を掻き回す鈴の音の渇きに祝福された夫婦は白光で肩寄せ合い棋譜の途中に解剖された女心足音だけが放置されたテラス講堂が反射した旅先の田畑光の嘘を釣ろう靴の底、醸された愛ぶざまでかわいい田螺の肌を殺戮せよ殺戮しろ匂い在りながら銀河