■中川右介「聴いておきたいクラシック音楽50の名曲」2013年7月河出書房文庫
先々週、新宿の紀伊国屋書店に、本の「仕入れ」に行って、手に取った本。
なぜだか、おいでおいでをされて。
ところで、昨日は、私の63回目の誕生日で、多くのマイミクさんから、お祝いの
言葉をいただき、ありがとうございました。（この日記を書く時点では、まだ
お返事を書いていなくて、申しわけありません。）
私は、高校生のときは、ブラスバンドでトロンボーンを吹いていたが、大学に入り
弦楽器がやりたくなって、似た音程のヘ音記号の楽譜のチェロを学生オケで、
演奏することにした。
もちろん、チェロを弾いたことがなかったので、先生について、猛特訓。で、上達
はしなかったが、学生オケで、年に２回の定期演奏会には出れるようになった。
で、で、クラシック音楽にも、高校生までは、きちんと馴染んでなかったので、
18歳の大学１年生のとき、クラシック音楽早わかりの本を購入した。
それは、もう手元にはないが、たぶん下記だった思う。
■中河原理「名曲との対話 オーケストラに聴く103曲」 音楽之友社 1971年刊
この本を頼りに、レコードを買ったりして、クラシック音楽に馴染んでいった。
それから、45年。
学生オケの仲間とは、今でも、夏に旅行をしていて、今年も十数人集まったのだが、
半数は今でも楽器を弾いていて、私も含むあとの半分は、もう楽器は弾かないが、
クラッシック音楽は、生涯の友として、専ら聴くのみ。
クラシック音楽の愛好家は、日本では、100万人くらいと想定されていて、決して
マジョリティではないが、マイミクさんでは５人ほどが、mixi日記にクラシック音楽
のことを書いていらっしゃって、うれしい。
さてさて、本書でしたですね。
惹句を紹介します。
“クラシック音楽をもっと身近に楽しみたい。まずは誰の、どの曲を聴けばいいのか。
作曲家の数奇な人生や、楽曲をめぐる興味津々のエピソードをふんだんに交え
ながら、ビギナーでもすんなりと、その魅力に触れることができる50曲を厳選して
紹介。あなたをクラシックの豊かな世界へとやさしく誘ってくれる好適書。”
章立てと、50曲のクラシック音楽も紹介。
第１章 「さわり」だけでも聴いておくべき名曲中の名曲
・運命(ベートーベン)、未完成交響曲(シューベルト)、悲愴(チャイコフスキー)
新世界より(ドヴォルザーク)、巨人(マーラー)、交響曲40番(モーツァルト)、
Ｇ線上のアリア(バッハ)、四季(ヴィヴァルディ)、別れの曲(ショパン)、
ボレロ(ラヴェル)
第２章 知らず知らずのうちに誰もが耳にしている有名曲
・ツァラトゥストラはかく語りき(リヒャルト・シュトラウス)、美しき青きドナウ
(ヨハン・シュトラウス)、交響曲第五番(マーラー)、ワルキューレの騎行（ワーグナー)、
ウィリアムテル序曲(ロッシーニ)、惑星(ホルスト)、白鳥の湖(チャイコフスキー)、
ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
第３章 世界で上演されるつねに人気の名曲オペラ
・アイーダ(ヴェルディ)、ボエーム(プッチーニ)、カルメン(ビゼー)
第４章 数奇な運命の「第九」を超えようとした交響曲の傑作
・交響曲第九番〈合唱〉(ベートーヴェン)、交響曲第一番(ブラームス)、
交響曲第九番(ブルックナー)、交響曲第九番(マーラー)、交響曲第九番
（ショスタコーヴィッチ）
第５章 知っていると鼻が高い巨匠の名演奏で知られる曲
・大公（ベートーヴェン）、無伴奏チェロ組曲(バッハ)、ゴルトベルク変奏曲(バッハ)、
トスカ(プッチーニ)、オテロ(ヴェルディ)、二四のカプリース(パガニーニ)、
展覧会の絵(ムソルグスキー)
第６章 ソロの演奏が冴える華麗なコンチェルトの名曲
・ピアノ協奏曲第20番、第21番(モーツァルト)、皇帝(ベートーヴェン)、ピアノ協奏曲
第一番(チャイコフスキー)、ピアノ協奏曲第二番(ラフマニノフ)、ヴァイオリン協奏曲
(メンデルスゾーン)、フルートとハープのための協奏曲（モーツァルト)
第７章 音楽史を楽しく彩るエピソードあふれる名曲
・英雄（ベートーヴェン）、熱情(ベートーヴェン)、幻想交響曲〈ベルリオーズ〉、
交響詩〈前奏曲〉（リスト）、トリスタンとイゾルデ(ワーグナー)、わが祖国(スメタナ)
春の祭典(ストランヴィンスキー)、浄夜(シェーンベルク)、交響曲第５番（ショスタコー
ヴィッチ）、マタイ受難曲(バッハ)、ニーベルンゲンの指輪(ワーグナー)
ねっ、凄いでしょ。
私が全部聴いているかって？
９割は聴いていますが、オペラやシェーンベルクなどは、聴いていません。
でも、改めて、クラシック音楽も、趣味の血肉になっていることを、痛感しました(^^♪
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