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2006年08月09日21:08

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●ニセ管理人日記(15)/■キツネのその後

■キツネのその後

  
 ●もしもし。
  きつねくまぞうです。


  きょう、ナラトさんは健康診断と
  ゆうてましたが、
  それがなんと、即決採用で、
  本日が「初出勤日」となったらしいです。


  つまり、朝食を抜いて、
  大阪の指定病院で、
  尿や血液の検査、X線胸部検査と
  身長・体重の測定、聴力・視力の検査、
  心電図と内科検診などが終わると、

  同時に、人事部にその結果が連絡され、
  会社に出向いたら、「制服」が用意されていた、
  というのです。



  会社概要、管理人マニュアル、社会保険、出勤簿
  などの説明を受け、早速、物件に出勤。



  10階建ての物件をひととおり巡回して、フロントから
  当該マンションの説明を受ける。


  あす一日で、前任者との事務引継ぎを完了し
  あさって8月11日からは、ナラトさんが
  その物件の「管理主任」となるらしいのです。


     心の準備もできてないのに
     もう仕事かよ



  可哀想に、ナラトさん
  「マンション管理人」に復帰です。




 ●さて、ワタシの話ですが、

  キツネは人間に化けたりしますが、やっぱり
  <キツネはキツネ>とゆうことです。


  その点、人間はどうなんでしょう。

  「自分は人間だ」と思っている人が、実は
  <タヌキであった>とゆうような話はよく聞くところです。




  女は「化ける」とゆうけど、男も「ひと皮むけたり」、
  男も女も、「人がかわったり」するようです。



  また「自分探し」も流行っているようですが、
  なんか、つまらんことをしているように思われなくも
  ありません。



 ●まぁ、ワタシは
  ときどき
  ナラトさんに化けて出勤し、
  「マンション管理人」をやってみようと
  思っています。

  そーすれば
  ナラトさんも家でゆっくりできるし、
  ワタシも見聞を広げることができるとゆうものでしょう。




 ●えっ、病院での話やその後の話はどーなったのかって。

  それは、この「本」を読んでみてください。
  
    
     『もしもし きつねくまぞうです』

     三田村信行(作)/ 佐野洋子(絵)


      偕成社 / 1983年9月 初版第一刷




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