mixiユーザー(id:1040600)

2015年03月23日12:25

50 view

■獺狐余話(171) / 「哲学するキツネ」

●2015年03月23日(月)  薄曇り

 ▼「ナラトさん。
   このショルダー・バックですね。 なかなか、シックで
   いいじゃぁないですか。 結局、マリンピア神戸で買ったのですか・・?」

  「キツネくん。
   あそこにも、何店か、鞄専門店が出店していて、ボクの知らない
   海外のブラントもあったけど、気に入るのがなかった。

   それで、三宮まで出て、前に行った『そごう』でチェックしておいた
   この鞄を買ったんだ・・」


  「じゃあ、今度の淡路行が、はじめての着用ですか・・?」

  「うん、そうなんだ・・」



 ▼「使い勝手は、どうでした・・?」

  「開口部にファスナーがなくて、出し入れが自在だし、カバーも
   そう下にまで覆わず、マグネットで止める方式だから、開け閉めが
   自由なんだ。

   それと、肩掛けの金具が鞄の左右ではなく、鞄の裏面、つまり
   鞄が体にくっつくほうの面に取り付けてあるので、たすき掛けにして
   肩にかけても、密着感があるし、なにより、鞄の左右のマチというのか、
   ヒダというのか、その部分に余計な力が加わらず、カバーと擦れたりしないし、
   鞄を変形させることがない・・・。

   いい設計だと思うよ。 もちろん、『好み』だけどね・・・」

 
  「かなり、満足しているようですね・・」

  「うん、気に入ってるよ・・」


 ▼「そうですか・・。
   オレ、実は、「欲望の消滅」の『話』をしようと思っていたのです・・。

   ナラトさんは、「欲望の衰え」とゆうてましたが、「欲望」と「満足」には
   どんな関係があのるか、一般に、「欲望の充足」=「満足」のように
   理解されているようですが、それ以外の理解とゆうものは、ないのか、
   と思ったわけです・・・」


  「キツネくん。
   いったい、どうしたんだね・・・。

   留守中、何か悪いものでも食ったのじゃないかね・・」


 ▼「ナラトさん。
   おちょくらないでください。

   オレ、ひとりで留守番しながら考えたんです。

   土屋賢二先生の『あたらしい哲学入門』も読んで、

    「火は消えると、どこへ行くのか?」
    「欲望は消えると、どこへ行くのか」
    「人間は死ぬと、どこへ行くのか?」

   と、考えたのです・・。
   これら、三つの問題は、同じ種類の問題なのか、
   それとも、ちがう種類の問題なのか、考えたのです・・・」


 ▼「うわーっ、キッ・キッ・・・、キツネくん。
   ほんと、いったい、どうしたんだ・・。   

   まぁ、まぁ、落ち着いて、ゆっくり、ゆっくり・・。
   いま、コーヒーを淹(い)れるから、『話』はそれからにして、
   ちょっと、休憩しようではないか・・・」


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  ■narato's 「ホームページ」/「ブログ」案内  (2015年03月23日)
   「ホームページ」/「what's new?」/「音楽ブログ(1)」/「音楽ブログ(2)」/「音楽ブログ(3)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  1 「きょうの一曲!」  ▼「リスト」 / 「最新版」 2015年03月23日(3/23) NEW
  2 「きょうの一曲!」号外 ▼「リスト」 / 「最新版」 2015年03月21日(3/21)
  3 「もっと音楽を!」 ▼「リスト」 / 「最新版」 2015年03月22日(3/22)
  4 「BGMチャンネル」 ▼「リスト」 / 「最新版」 2015年03月23日(3/23) NEW
  5 「naratoスペシャル」 ▼「リスト」 / 「最新版」 2015年03月20日(3/20) 
  6 「ラジオ版 学問ノススメ」 ▼「リスト」 / 「最新版」 2015年03月23日(3/23) NEW 
  7 「詩人インデクス」 ▼「リスト」 / 「今月の詩人 / 大木 実」 2015年03月01日(3/1)
  8 「naratoスペシャル」号外 ▼「リスト」 / 「最新版」 2015年03月20日(3/20)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する