■兆民と子規（3）　(休み　チカ・ショウ・アツシ来る)

●2012年12月10日（月）　日付変わる、神戸も雪が降った由

　▼夜、９時頃、ショウとアツシがやってきた。
　　ドアを開けると、「雪が降った」という。
　　タマネギとジャガイモを取りに来たのだ。

　　娘のサイコを車で迎えに行くまでにもう少し間があり、時間調整で
　　しばらくコタツにでも入るように言う。
　　それにきょうは、チカが帰り際「お兄が、じいちゃんに頼み事ある」と
　　言っていた用件もあるはずだった。

　　神戸市では「成人式」を、４月から３月までの「年度」を対象にした
　　新成人を祝うようにしている。ショウは１月生まれなので、成人式の日には
　　２０歳に１０日ほど足りない。
　　が、年が明けたらショウも「成人式」を迎えることになる。

　▼「成人式のお祝いに、服を買ってやる」と私がショウに言ったのは、
　　もうずっと前の事であったが、それを忘れず覚えていたのだ。

　　「それで、もう品物は決めてるのか」と聞いたら、まだだという。
　　「洋服なら、ばあちゃんが品選び上手やから、一緒に行くか？」と
　　妻とショウに聞く。
　　「まだ決めてないけど、友達と見に行くことにしている」とショウは
　　言う。
　　「要は、爺ちゃんがおカネを出せばいいってことか・・」と爆笑になった。

　▼まぁ、そのようなものである。
　　元気なうちが花、頼られるうちが花。

　　死はもうすぐ、そばまでやってきているのだから。

　▼「兆民と子規」は、私のためのメモ書である。