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2006年06月10日14:18

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●身辺雑記(70)/■現場の話は聞かない

■現場の話は聞かない

 ●どちらかといえば、私自身は、けさも入った朝風呂のことで、
  首筋の後ろのほうに温かい湯をかけてやると大きな欠伸(あくび)が
  出て、それから首の力を抜き、重たい頭を自然の重力にまかせて
  だら〜んと垂れ下がった状態にすると、とても気持ちがよいとか、
  また、
  この間から、うとうとすると決まって思い出すことがあり、
  そのことが何なのなか、起きているときに思い出そうとすると
  ど忘れして、喉元まで出てきているのに、どうしても言葉に
  ならない事柄のこと、
  など、そのような、つまらないように思えることの方が身近で
  重要な問題のように感じるのではあるのだけれど、
  テレビを見ていて、ときには、社会に向かって何か言うという
  ようなことではないけれど、自分のことを振り返るように
  そのことについて思うことがある。



 ●「シンドラー・エレベーター」の件もそのひとつだ。

  マンション管理人を辞めたし、現役でもないから、現場の人が
  やるべきことで、私は自分の経験の範囲内で自分のことを思い出す
  だけであるが、メーカーの製造物責任や、管理会社やメンテナンス
  会社の管理責任のことは話になっているけど、ここのマンション
  管理人の話は聞かないナーと思う。


  もともと、ここにはマンション管理人はいないのかもしれない。


  だから、「シンドラー・エレベーター」がどうのこうのと
  いう問題ではないのかもしれない。

  私の思うのは、「シンドラー・エレベーター」そのものではなく、
  その事件を見ていて、私が思い出すこと、ただ、それだけの話
  ということだ。



 ●ただ、遠くから見ていると、「現場の話は聞かない」という
  感じが、経験から強くする、ということだ。



  どんなに耐久テストをやろうが、また、あらゆるケースを想定して
  組まれたプログラムであろうが、できあがったものは、それは
  「製品」にしかすぎない。


  また、定期点検を月1回から週1回、さらに1日1回に増やした
  としても、点検項目はすべて「異常なし」になるだろう。


  でも、事故はおきるし、現に起きている。



 ●前のマンションでも、エレベーターではないが、エントランスの
  自動開閉のドアが何回か事故を起こした。
  勝手に開いたり、閉まるのが途中で止まったり・・。

  管理会社の公社に電話した。メーカーの系列会社にも電話した。


  そのときの公社や系列会社の対応がどうであったか、それも
  それぞれ事情や都合があったのだろう。

  人身事故は起きてはいない。



 ●高層マンションでは、ときどき、飛び降り自殺がある。
  私のマンションの南隣のマンションで夜中に飛び降り自殺が
  あった。

  私はそのマンションでも、4、5日実習をさせてもらったので
  そのときの話を、そこのマンション管理人から聞いた。

  ずどーん、と地響きがしたらしい。警察が来ていろいろ調べて
  すべてが終わった後、夜が明ける前に、血のりがついたコンクリートの
  地面を洗った、という。



 ●そして、現場でも、管理意識が強くなればなるだけ、分業意識も
  強くなって、「それは私の責任範囲外だ」という感じ方が生じる。


  現場に立ち会っている人間もいなくなり、現場の話はいよいよ
  聞かれなくなる。


 
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