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2009年08月06日00:02

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クッパ

好きな女はさらってでも自分のモノにしてしまうという、究極の肉食系男子。

毎度毎度、これといった理由も示さずピーチ姫を連れ去っていく。
そして誘拐した後は、危害を加えるどころか豪華なスイートルームで大切に扱っていたりする。あくまで紳士に振舞う様子からは、ピーチに好意をもたれようとする健気な男心が垣間見える。人前では豪快に振舞っていた暴君が、好きな女の前ではジェントルマンになるという、なんともいじらしい男ではないか。最近ではそんなクッパの本心に気付いてか、したたかに彼の行動を操ろうとする小悪魔ピーチとのやり取りもみどころ。

ここからは僕の想像なのだが、ピーチが自分に振り向かないことに、彼は薄々感付いているのではなかろうか。とっくに諦めているのに、プライドが邪魔をして引っ込みがつかなくなってるというべきか。
というより彼の関心は、ピーチよりも長年の宿敵であるマリオに注がれているようにも感じられる。なにぶん幼少時代からの腐れ縁だし、因縁を超えた特別な感情を抱いていたとしても不思議はない。ひょっとして彼はマリオを誘い出すためのエサとして、逆にピーチを利用しているのではないか。そして心のどこかで「またやられるんじゃないか」と億しながらも、マリオと丁々発止のやりとりをすることが密かな生き甲斐になってしまっているのではないか。
そんな風に考えると、軍団の統領を務めているかたわら、それが孤独にもなっていた独りの男の素顔が透けて見える――というのはいささか考えすぎだろうか。

僕が一番ドキッとしたのは、彼の息子であるクッパJr.が初登場した時。
「早くお母さん(ピーチ)に逢いたい」みたいなセリフを放つんですよ。
おいおい、どんなダークな真実だよって、我が目を疑ったんですが。
その後、親父が根も葉もない嘘を吹き込んでただけって判明するんですがね。さすがに焦りますよね。

実はこの話には続きがあって、Jr.は親父のような単細胞ではなく、しっかり者で頭のキレる子供だという設定が除々に明かされていく。なんでも初めこそ親父の嘘を信じていたJr.だったが、ピーチの姿を見た時に「さすがに似てないよなぁ」って気付いたらしく、それでも親父のプライドを尊重して言い出せなかったとか。
それで今に至っても、ピーチを母親扱いする演技を続けてるというわけ。

こんな小さい子供に気を遣わせるなんて、なんとも情けない父親ですね。

で、本当の母親が誰なのかは未だに謎に包まれています。
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