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2006年04月12日20:52

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●提案/■福田恆存「私の幸福論」を読んでみよう

■福田恆存「私の幸福論」を読んでみよう

 ●きのう、「読み終えて、ひとつ気になることがあった。
  それは「福田恆存」の扱いだ」と書いた。


  きょうは、その続きを書きます。

  里中哲彦「まともな男になりたい」/ちくま新書592
  
  を読んでみてください。読んでみて、あなたは、どう感じましたか。



  また、「まともな男になりたい」を読んだら、次に

  福田恆存「私の幸福論」/ちくま文庫

  ぜひ、読んでみてください。
  とくに、女性の方に読んでほしいと思います。

   (なぜなら、これはもともと昭和30年から翌年にかけて
    講談社「若い女性」という女性向け雑誌に
    女性読者を想定して書かれた文章だからです)


  もちろん、男性の方にも読んでほしい。それは、福田恆存さんが、

  「私の文章は、女性ばかりでなく男性にも読んでいただきたい
   と思います。男性の幸福は女性にかかっていると同時に、
   女性の幸福もすべて男性の態度にかかっているからであります」

  と書いているとおりです。


 ●ところで、話の発端は里中さんの本「まともな男になりたい」で
  里中さんが、福田恆存さんをとても評価しているように
  書いているが、その「評価の仕方」が少し「まちがっている」
  んじゃないか、と、私には感じられるということです。


  そのことを、

  -----------------------

   でも、読み終えて、ひとつ気になることがあった。
   それは「福田恆存」の扱いだ。

   第4章「俗物性を手なずける」でも、また
   第6章「平衡感覚を生きる」でも、著者・里中哲彦は
   福田恆存を引き、福田ほどこれをよく知っている者はいない
   という、その「持ち上げ方」が少し気になる。


   これと同じような感じを抱くのは、他の著者の本で
   「司馬遼太郎」や「藤沢周平」「池波正太郎」などに
   捧げられる賛辞のときにも感じた。

   これもヘンな言い方だが、「大政翼賛会」的賛辞のような
   感じを、私のまったく個人的な感じ方からは受ける。

   何かに寄り掛ったような感じがするのだ。

   そのことが気になった。

  -----------------------


  などと、ちょっと格好つけて書いたのです。



 ●私は、この里中さんの「本」と、福田さんの「本」を
  読んでいただいて、読んだあなたの感想をお聞かせいただきたい
  と思っているのです。


  私は、この里中・福田のお二人の本を読んでの感想を書こうと
  思うので、ぜひ、あなたも読んでみて、私の感想とあなたの感想が
  どのように、同じで、また異なっているか、そんな話ができたら
  と考えるからです。


  とりあえず、これは提案です。



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