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2006年04月08日20:09

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ヴェルディ「レクイエム」

4月6日 東京文化会館でヴェルディの「レクイエム」を聴いてきました。

指揮 リカルド・ムーティ
ソプラノ バルバラ・フリットリ
メゾ・ソプラノ エカテリナ・グバノワ
テノール ジュゼッペ・サバティーニ
バス・バリトン イルデブランド・ダルカンジェロ
オーケストラ 東京のオペラの森管弦楽団
合唱 東京のオペラの森合唱団

管弦楽団・合唱団は音楽監督小澤征爾のこの企画の為に結成されたプロ集団。
フルート工藤重典の顔も見えました。

指揮,ソリストはグバノワ以外皆イタリア人。
曲も生粋のイタリアンですし、グバノワ(露)はやりにくかったかと思うのですが、彼女が一番若く(26歳)経歴も浅いにもかかわらず頑張っていました。
(勿論ムーティがしっかり束ねたのでしょう)
女声としては出しにくい音程を、フレーズエンド迄しっかり聴かせていました。よくフレーズの終わり近くになると、出しにくい音域は、息だけになっちゃって、聴いている方は欲求不満になる事があるけど、そういう事は全くなく、大変しっかりしていました。

曲の内容は今更何をか言わんですが、席が大変良かったので(前から9列目、中左寄り)、ピアニシモも雰囲気でなくしっかり音で聴けたし、何よりも、ソリスト,オーケストラ,合唱メンバーの顔が良く見えて、例えば「怒りの日」に入る直前の緊張感なども一緒に感ずる事ができました。
普通指揮者の表情は見えないものですが、客席の後右左に設置されたトランペットに合図を送る所(「不思議のラッパ」)で、何度も振り向いてくれたので、ムーティの顔も近くで見る事ができました。相変わらず、派手でカッコよかったです。
もともとヴェルディの「レクイエム」は宗教曲というよりオペラに近いし、合っていました。
イタリアは勿論カトリックの国ですが、ヴェルディという人はあまり篤い信仰の人ではなかったようですね。

PS.最近TVの焼きソバのCMで、これの「怒りの日」が使われています。大変品がヨロシクテ、・・・言葉を継げない。

「ロダンとカリエール展」「プラド美術館展」とラ・トゥールの「聖トマス」については、また後日。

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