先日感動の再放送(一部だけですが)された「マルコ・ポーロの冒険」。
当時放送終了後にノベライズされて文庫本3冊が出ました。当時のアニメやテレビドラマのノベライズのシリーズです。これを読んで番組を偲んでいました。
なのでまた読みたくなって引っ張り出してきました。
書き方がちょっとラノベっぽいです。会話が多いし。
でももとがNHKの番組で取材もきちんとしているので、当時の隊商の旅の苦労がしっかりと描かれています。砂嵐、盗賊、雪のパミール越え…。
シルクロードの隊商を描いた小説というのはほとんどないので、これは珍しいシルクロードの「歴史小説」でもあるのでは?
改めて小説として認識してみますと、マルコ・ポーロの旅程をこんな風に各地の話題を盛り込みながら物語を作っていくなんてかなりの創作力だなと思いました。
だって、東方見聞録には自分が何をしたとかほとんど書いていないんですもん。現地事情とか土地の言い伝えとかばかりで。
改めてすごいアニメだったんだなと思います。世に出るのが早すぎたのかも。
全話再放送してくれる日を願って待ち続けます。
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