mixiユーザー(id:28703480)
2023年04月10日05:28
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経験の唄
先日、近所の河原を散歩していたところ・・・
土手の桜からこぼれた花弁が川の水面を漂っていた。
その動きがなんとなく規則性があるようなないような・・・ああ、これはきっとブラウン運動ってやつなのか？とブラウン運動の本質、公式も思いだせないんだけど・・・まあ、ブラウン運動って言葉でくくって納得することとした
集合と離散を繰り返すその様はまるで、カオス理論のフラクタル図形のようでもある・・・とまた、そのカオス理論もフラクタルもうろ覚えのままなのであるが・・・
そういえば、コロナ禍で暇に任せて長時間露光をやっていた時も、ぼうっとそんなことを考えていた
まあ、結局のところその成果物が面白ければ、僕にとってはそれでいいわけで
（結局、自己相似、回帰分析・・・あれこれ考えてカオス理論の入門書を引っ張り出したものの、挿絵を見てジャクソン・ポロックno.5の素晴らしさを再認識しただけだった。）
そのうち、その花弁はだんだんと、河原の小石の周りを取り囲むように集まりだした
はて？これはいったい・・・・万有引力とかなのか？まてまて、河原の小石や花弁みたいなものが水流に逆らうような引力を持ち得るのか？はたまた表面張力か？・・・
なんて、またうろ覚えの知識を引っ張りだしてあれこれ考えているうち・・・今度は小枝の周りに集まりだして・・・あたかも花をつけた小枝のようになった
と、この時点でもう僕の科学的思考は情緒的思考に完全にすり替わってしまう
水道管に付着する花弁・・・そこにどんな物理法則があるかはよくわからない。
ただただ、絵として美しく感じる・・・
僕にとっての科学的知識というものは、その程度の事なのだ
僕はだから科学者にはなれない
と、いうかなれなかった🤣
天文学にも数学にも物理学にも植物、生物学にも一定の興味を示しながらも、やはり音楽であるとかアートであるとか文学であるとか・・・人間の情緒に関わる事・・・そっちの方が圧倒的に面白い。
（まあ、いい方は悪いが無くても死なないが、あれば楽しいものだ
）
コロナ禍っていうのはやたら時間があったから・・・
普段、やってこなかったそういった科学的論理思考みたいなもの？
そういうのを徹底的に学びなおしてみようか？・・・なんて考え図書館行ったり、各種書物、文献を取り寄せてみたりとか・・・どうにもこうにも・・・この歳になるとね
というか、今しか撮れない風景がある！
って思いが強くて居ても立っても居られない！っていうのが僕の正直な思いだ
もう、無理なのだ・・・
論理思考より経験則。
アナロジーでいいのだ
朝ドラ、万太郎「らんまん」の万太郎くらいの年齢ならともかく・・・
ただ、一つ・・・コロナ禍の始まりと終わりは記録してやろうと思っていて、また、ビフォア・アフターはしっかりと記録しようと思っている。
（これについても自分の経験則からくるもので、東日本大震災の時に、震災前の記録を残していなかった事へのリベンジだ。）
じゃないと、なんのための経験だかよくわからなくなってしまう
多分、今世間はこんな感じだ。
長いコロナ禍の潜水生活から、おっかなびっくり顔を出している・・・
光学的にこの写真はとても難しい・・・ここに至るまでは珍しく習作を重ねた。
ピント位置、水中と空気中の露出の差・・・というよりは動物や魚に近づくという極めて情緒的な部分が一番難しいんだけどね
何かと科学的エヴィデンス（証拠）が叫ばれる世の中であるが、僕はエクスペリエンス（経験）を大切に生きている。
佐野元春さんで「経験の唄」
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