7.5/10
コルム・バイレッド監督脚本
キャサリン・クリンチ キャリー・クロウリー アンドリュー・ベネット
1981 年の夏、アイルランドの田舎にすむ9 歳の主人公は貧乏子だくさんのうちの 1 人であり、兄弟の中でも
物静かでネグレクトされている。彼女の母親が再び妊娠したため、静かな娘を中年の遠いいとこである
夫婦と一緒に暮らすために送り出される。
暖かく迎えるおばさんと、少し距離をとるおじさん。自然の中で三人は打ち解けていく。
2023年のアカデミー賞国際長編映画賞ノミネート。生みの親より育ての親みたいな感じ。
物静かで控えめみすぼらしい身なりの主人公が、愛情を注がれて、のびのび育ち、美しくなっていくのは
観ていて気持ちがいい。おばさん夫婦に何故子供がいないのに子供部屋があるのかとか、
予想の範囲内なのだけれど、そんなこと関係なく自然に映画に没入してしまう。
ラスト泣かずにはいられない。
美しく、嫌みの無い作品。こうした純粋な映画はアメリカでは作られないのではないだろうか。
心が洗われた。
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